これまでのあらすじ:
2016年3月、フェルト生地を手で裁断している際にレーザーカッターがあれば複雑なカットが容易にできるなあと思って、安価になってきたレーザーカッターを購入しようと思ったのがきっかけ。調べていくうちに、合板も切れたほうがいいと思うようになって、CNCルーター(CNCミリング)についても考えるようになった。
Arduinoは以前から使っており、CNCシールドがあると気付いて自作も可能と思うようになった。当初はShapeOkoやX-CARVEを参考にMakerSlide、OpenRail、V-Wheel、2GTタイミングベルトなどで5万円くらいで自作しようと思っていた。AliExpressでも部品が安く買えることが分かって、しばらくは部品探し。探せば探すほど安くて本格的な部品も見つかってくるので、そんなにケチらなくてもいいのではないかと徐々にスペックアップ。最終的には剛性や精度のことも考えてボールスクリューやリニアスライドを使うことになり、予想以上に重厚な3軸CNCマシンをつくることに(約7万円)。
構想から約5週間(制作約3週間)でルーターとレーザーともに使えるようになり、現在はgrbl1.1+Arduino CNCシールドV3.5+bCNCを使用中(Macで)。余っていたBluetoothモジュールをつけてワイヤレス化。bCNCのPendant機能でスマホやタブレット上のブラウザからもワイヤレス操作可能。



CNCマシン全般について:
国内レーザー加工機と中国製レーザー加工機の比較
中国製レーザーダイオードについて
CNCミリングマシンとCNCルーターマシンいろいろ
その他:
*CNCマシンの制作記録は2016/04/10〜の投稿に書いてあります。

利用例や付加機能など:
CNCルーター関係:

2016年4月9日土曜日

CNC:マシン 製作に向けてネジなど発注

昨日、メインの部品であるボールスクリューやレールが届いたので、そろそろ製作に取りかかることが出来ます。構造用フレームとなるアルミC型チャンネル(75x50x5 4000mm)も近所のアルミ屋から購入してきました。電話では4000mm一本で5000円くらいと言っていたのですが、実際は税込み7290円でした。ぜんぜん値段が違うけど、まあ高くはないのでいいでしょう。ステッピングモーター4個ももう届いているし、大体の部品は揃った感じです。
あとは細かい部品やネジ類です。ということで、前につくった3Dモデルを見ながら、ネジの位置や数をチェックし細部の調整を行いました。

ネジの位置をチェックしていると、ネジ頭が出っ張ってスライダーにぶつかったりするので、そのまま頭が飛びでてもいいもの、アルミ材に埋没させないといけないもの、ナットで留められる箇所、アルミ材にタップを切って直接締め付けられるようにするなど、場所によっていろいろあります。基本的にはほとんどのネジがM5のキャップスクリュー(六角レンチで回すタイプ)です。ベアリングユニットの部分だけM6、そしてリミットスイッチがM2という感じです。

ネジの位置や本数を数えるのは地味な作業ですが、けっこう考えることは多いです。今回は構成をタイトにしたので、極頭低六角穴付きボルトという出っ張りが少ないタイプを使っています。M5でネジ頭の高さが1.5mm、径9mmです。以下。


普通のM5キャップスクリューだと、頭の高さが5mm、径8.5mmあります。以下。

さらには、以下のような段つきドリルビットで、ボルトの頭が埋没するようにざぐりを入れます。そうすることで、アルミ表面に埋没して平らになり、さらにその上に異なる部品を重ねて配置することができるようになります。


という感じで、けっこう手間がかかります。特に極頭低六角穴付きボルトはあまり売っていないので、ミスミなどで注文しました。
ミスミでは、普通のM5キャップスクリューなら100個買いすると400円ですが、90個にすると逆に単価が高くなってしまいます。たとえば1個だけ買うと504円もします(100個より高い)。

というように↑、ロット数が少ないとバラチャージという料金が発生するので、注文のときは注意が必要です。
それに比べ、極頭低六角穴付きボルトはあまり一般的なネジではないためか、1個でも1000個でも単価は変わりません。つまりまとめ買いで安くならないということです。
そのようなこともあって、どのネジを何個買うか、普通のキャップスクリューで間に合うところを必要以上に極頭低六角穴付きボルトにしないようにするとか工夫して、全体のネジの個数を調整してみました。ネジだけでも、かなりの数あるので、金額もけっこうします。

M5極頭低六角穴付きボルト 20mm 10個 300円
M5極頭低六角穴付きボルト 16mm 50個 1450円
M5極頭低六角穴付きボルト 8mm 10個 260円
M5普通六角穴付きボルト 16mm 100個 400円(実際は82個必要)
M5普通六角穴付きボルト 8mm 100個 400円(実際は68個必要)
M5フランジナイロンナット 60個 840円
合計:3650円

M6普通六角穴付きボルト 40mm 6個 未発注(近所のネジ屋でバラ買い予定)
M6普通六角穴付きボルト 45mm 6個 未発注(同上)
M6普通六角穴付きボルト 50mm 12個 未発注(同上)
M6フランジナイロンナット 24個 (同上)

という感じです。数が少ないM6はミスミで頼むと高いのでやめました。あとリミットスイッチ用M2も16本ほど必要ですが、ある程度組み上がってからリミットスイッチの位置を確認したいので、後回しです。

他に必要なものは、アルミ板です。
これもまた近所にアルミ板を切り売りしてくれるところがあったのですが(かなり安い、ネットショップの半額以下)、数年前にもう廃業してしまって非常に残念です。
ネットでアルミ板をいろいろ調べてみましたが、けっこう高いです。
いちおう以下のアルミ板が必要。

150x375x5mm 1枚
150x195x5mm 1枚
150x175x5mm 1枚
150x57.5x5mm 2枚
113.5x50x5mm 2枚

最初の3枚は1枚2000円前後します。全部で8000円くらい。サイズに合わせてカット販売するとこんな感じです。これもネジと同じように最低金額があります。重さの合計で値段が決まることもあるのですが、枚数が多くなればなるほど最低料金がかさんでいくので高くなってしまいます。
大きいものを一枚で買って自分で切るのが安くあがるのですが、そう思ってモノタロウで調べてみると、150mm幅で1000mmというのが3121円でした。同じ面積で半額以下なので、この150mm幅のアルミ板を買ってマルノコで切ることにしました。そうすれば5000円くらいは安くなります。

現在までの費用(発注済み)についてまとめると、

・ボールスクリュー+ガイドレール一式(37,516円) 
・ステッピングモーター+ドライバDRV8825(9,235円)
・アルミC型チャンネル 4000mm(7,290円)
・ネジ類(3,650円)
・アルミ板材(3121円)
・リミットスイッチ/マイクロスイッチ(395円)

合計:61,207円

これで98%くらいの部品が揃ったという感じです。あとはケーブル類くらいですが手持ちもあるので、だいたいこんなものです。
このほか、専用スピンドルも物色していましたが、手持ちのマキタトリマーよりも高出力なものになると、安定化電源もかなり高くなるので今は保留。そのかわり、トリマーのスピード調節ができるように、以下のスピードコントローラーも買ってみました。


20Aまで大丈夫なので、卓上マルノコにも使ってみたのですが、いい感じです。トリマーに関してはしばらくはこれを使って素材に合わせて速度調整しようと思います。トリマーだけではなく、マルノコ、ボール盤、そしてサーモスタットなしのタキイのアイロンなんかにもつかえると思うので、ひとつあると便利です。


レーザーに関しては、前に書いたように、$150でAliExpressに売っていた5Wのモジュールが$210に値上がってしまったので、こちらも保留中。おそらく2万円以内のものを買おうかと思っていますが、CNC3軸マシン本体にどのくらいお金がかかるか次第です。本体の出来映えによっては、それに合わせて強力なスピンドルやレーザーが欲しくなれば、そのときまた購入を検討します。
少しずつ予算もかさんではきたのですが、10万円を超えるということはないでしょう。

追記:
$150の5Wレーザーモジュールまた復活(買えるようになっていました)していました。買っちゃおう。送料込みで17,302円です。

2016年4月8日金曜日

CNCマシン:部品到着

さきほどメインの部品となるXYZ軸ボールスクリュー+レールセット($325.51/FedEx IE送料込み)が届きました。セール中だったのとアプリ割引価格なので、少し安く買えました。

セット内容:(X軸900mm、Y軸1100mm、Z軸350mm)
XYZ軸ボールスクリュー+ナット+ナット用ブロック+両端ベアリングユニット+カップリング
XYZ軸ガイドレール+スライダーブロック(4個ずつ、計12個)
追加部品:(Y軸1100mm)
Y軸ボールスクリュー+ナット+ナット用ブロック+両端ベアリングユニット+カップリング

Y軸は2本でモータードライブするので、もう一式Y軸用の追加部品も入っているはずです。
一番長いのがY軸1100mmなので、この荷物も大体そのくらいの大きさです。FedEx IE(エコノミー)で注文日から10日後に着いたということです。一応トラッキングでも今日届くことにはなっていたので予定通り。

こんな感じで2個に分けて送られてきました。グリーンシートで覆われて(日本でいうブルーシートのような素材)、さらにその上から透明テープでぐるぐる巻きされています。きれいとはいえないけど、けっこう念入りに梱包されています。税関で中身チェックのために開けられることもありますが、開けるのが大変そうなくらいテープで巻かれています。
手前の不定形な方がやたらと重い。きっとレールが入っているのでしょう。


どうやって開けようかと思ったのですが、端からカッターでグリーンのシートを切り裂くことにしました。そうすると、なんか変な枯れ葉っぽいものがでてきたので、なんだこれ?と思ったら、レールが縄でぐるぐる巻きになっていました。今時、縄か?(中国らしい)と思ったけど、案外いい梱包材かもしれません(バカにしてはいけない)。となりには細長い段ボール箱の中に、ベアリングユニットやスライダーブロックの小さい箱が2列になってぎっしり詰め込んでありました。とりあえず縄をカッターで切って、レールを取り出しました。長いレールは1100mmあって、重さを計ってみたら1本2.56kgありました。合計でこの箱だけでも10kg以上あったかもしれません。


こちらは↑もうひとつの箱。ボールスクリュー4本(XYZ軸3本+追加Y軸1本)入っていました。スカスカに発泡梱包材が入っている感じ。とりあえず無事届きましたが、注文した部品が全部入っているか、寸法も大丈夫かチェックしました。ざっと見た感じ大丈夫そうです。


レールのほうは↑、スチール製の丸棒がアルミの台座に裏側からネジで留めてある仕組みになっており、台座は寸法通りでしたが、丸棒のほうが1mm前後長い感じです。おそらく別々に切って、あとで組み立てるんだと思いますが、丸棒をカットする人は少し雑な作業だったようです。


上の写真をよく見ると分かると思うのですが、ベース部分はきっちりそろえてあるにもかかわらずレール(丸棒)の部分の長さが微妙に違っています。

でも、設計上あまり問題にはならないので大丈夫だと思います。スチール製なので切りにくいですが、最悪グラインダーで削り取ることもできます。



これ↑が、ボールスクリューのモーター側の端部です。このように、径16mmのスクリュー部分から、ベアリングを通すために一旦径12mmに落とされ、さらにM12のネジ山がきってあり(ベアリングに固定するため)、最後は径10mmのところがカップリングに差し込まれます。


ボールスクリューをベアリングユニットに差し込むと上画像のような感じ。径12mmの部分がけっこうぴったりで、差し込むのに苦労しました。木片で反対から叩き込んで入れました。手ではもう抜けない。黒い四角いM12ナットで固定し、それからカップリングを入れるということです。

ボールスクリューをベアリングユニットに差しこんだときの寸法が気になっていたので、Z軸を簡単に組み立ててチェックしてみました。以下。


上の画像のように組んでみました。実際はこれらが350x150x5mmのアルミ板に固定されますが、いまは机の上に直置き。左側にステッピングモーターと接続するカップリングもセットには含まれており、赤とか青の樹脂が入っているカップリングよりは、このタイプ(全体がアルミ製で溝が切り込まれている)でよかったです。以下。

Z軸のレールとボールスクリューの全長は350mmあります。レールはいいのですが、ボールスクリューは両端にある黒いベアリングユニットに差し込まれるために、移動可能な距離は350mm以下になってしまいます。この状態で二つのベアリングユニット間は280mm。ボールスクリュー上を移動するナットが50mmあるので、最大230mm移動可能。とはいっても、Z軸はあまり移動する必要はないので、移動距離が縮まっても問題ないです。




この部分↑が、ショップにのっていた図面とちょっとだけ違っていました。これはZ軸の下端ベアリングユニットですが、ベアリングが5mmほど奥に入り込んでいます。図面では入り込んでいなかったので、この5mm分移動距離が縮まってしまうということです。ボールスクリューは径16mmで、このベアリングに差し込まれるために長さ11mmだけ径10mmに細くなっています。
以下が、ショップにのっていた図面。

これ↑を見ると、ベアリングは黒いハウジングの左についていますが、今回送ってきたものは中央についているという感じです。CADでも、これを元に描いていたので、少しだけ修正しないといけません。ボルト穴の位置などもかわってくるので。それほど大きい違いではないので、なんとかなりますが、Z軸だけでなく、X軸、Y軸でも同じことが起きるので、その分5mmずつ作業エリアが小さくなります。


あとは各部品の精度ですが、ボールスクリューはさすがにベアリングボールが入っているため、ガタはないです。レール上のスライダーのほうはどうかというと、手で動かしてみると少しガタがありました。でもよく見てみると、側面に六角ソケットネジがついており、六角レンチでしめてみたらかなりきつくなってガタはなくなりました。つまりこの締め具合で調整可能ということです。よかった。


もうひとつ、ボールスクリュー上のナットと、レール上のスライダーが同一平面上にあるかどうかです。定規を当ててみたら、だいたい大丈夫そうです。上の画像では、左に見えるボールスクリューナットのほうがやや下にあるように見えますが、スライダの締め具合も調整可能だし、なんとかなるのでは。最悪シムを挟んで、できるかぎり同一平面上にならぶようにしたいと思います。まだ、レールもなにも固定していないので、その分の誤差で写真のように見えてるかもしれません。今後の施工の仕方で精度もかわるかもしれないし、いまのところはそれほど問題にはならなさそう。

ということで、一通りチェックしましたが、特に問題ない感じです。
中国製だから信用できないといわれますが、中国もどんどん成長しているのだろうし、その分精度も上がって来ているのかもしれません。ただ心配なのは、今後値段があがっていくことだけでしょうか。数年もすれば、今の値段ではきっと買えないでしょう。どんどん日本の製品に近い値段になっていくとは思います。

それとこのセットを買うときに、このセットに含まれているY軸のボールスクリューやベアリングなど一式を追加注文したいとショップにチャットしたら(以前の投稿で書いたように)、普通より安い価格でOKしてくれた。しかし、その追加分の支払いボタンはないので、「どうやって支払えばいい?」ときいたら、「この部品(全然関係ない部品であるベアリングブッシュ)を13個買えば、その追加の部品代を支払ったことにする」と言われて、半信半疑でベアリングブッシュ13個買った。話の流れから大丈夫だろうと思ってそうしたけど、結果的にちゃんと追加の部品が届いてよかった。

2016年4月6日水曜日

Ebayでレーザーモジュールを探すと

前回の投稿で、AliExpressで5000mwのレーザーモジュールが値上がり、挙げ句の果てにその店もなくなるということで、$150の5000mwmは手に入らなくなってしまいました。他のところで5500mwだと$238.41が最安かもしれません。

ということで、ためしにEbayも覗いてみました。5Wクラスのレーザーモジュールは$360+送料33ドルというのがありますね。




















AliExpressでは売ってないタイプです。ポーランドからの出品。
日本円で約4万円。いちおうドライバもついて、0〜5V入力で出力調整できるようです。
性能は、
合板10mm厚、300mm/min、10パス(1mmずつ合計10回)で 切断可能。
ビニール2mm厚、100mm/min、1パス。
アクリル3mm厚、100mm/min、4パス。煙なし。
木材3mm厚、200mm/min、3パス。
インクジェットフォト用紙、400mm/min、1パス。
紙、600mm/min、2Wで切断可能。
ということです。5Wだとこのくらいの切断能力なんですね。一応、参考になります。
よほど複雑なかたちじゃない限り、木材ならルーターでやってしまえばいいかもしれませんね。レーザーはどちらかというと、ルーターでは無理な柔らかい素材(スポンジ、フェルト、ビニールなど)なんか切るにはいいと思います。アクリルもルーターのほうがいいのかも。まあ使い分けでしょうね。

でも4万円はやっぱり高いですね。

もう少し予算があれば、40WのCO2レーザーという感じになりますね。
























この↑よく見かける水色ボディのやつ(いつみても怪しい)。AliExpressで68,386円(送料込み)。
こんな感じで、5.5Wじゃものたりなくて、10W(45,480円)が欲しくなり、ついにはCO2レーザーとなって、分厚いアクリルとか切りたくなってしまいますね。
やっぱりレーザーカッターなら、40Wくらいじゃないとだめかも。そうじゃなければ、1万円くらいの2Wくらいでもいいのかもしれない。レーザーに関しては、もうちょっと見送ろう。

というか、もともとフェルトやビニール素材をちょっと複雑なかたちでカットしたかったので、Smart Laser Miniを買おうとしてたんだった。同時に、合板加工も必要だったから、ルーターも必要かもと思い出して、結局今回のCNCマシンをつくるに至ったという感じ。おそらく合板のほうは、今回つくるCNCマシンでなんとかいけそう。レーザーに関しては、たしかに2W程度でもいい。フェルト3mm程度なら充分切断できるので。レーザーモジュールを買うにしても、あまり高くないものにしよう。せいぜい2.5〜3Wくらいでいいかな。5W以上買うなら、金属用スピンドルとか買った方がいいかもしれない。
あまりツールにこだわりすぎると、CNCマシンで何をつくるかということを忘れてしまう(手段と目的の逆転現象)。CNCマシンをつくって、そのCNCマシンでつぎの改良版CNCマシンをつくるというように、ツールによってツールをつくる自己循環にはまってしまうこと。そうならないようにしないと、本来つくりたいと思っていたもの(ツールじゃなくて)へのアイデアや情熱が枯渇してしまうので注意しないといけない。
Arduinoにはまっていたときも、いわゆる「試食」をよくやっていた。センサーや面白い電子部品を見つけては動作確認しておしまい。これは使えると、そのときは思うのだけれども、達成感や克服感を味わうことが目的になってしまって、それの繰り返し。なんかちょっと違う。

昨日、自作3Dプリンターの動画を見ていたら、「3Dプリンターでこんなものも自分でつくれます」と言って、何をつくるのかと思ったら、壁に上着を引っ掛けるためのフックだった。そんなフックなんかつくらなくてもいいんじゃないかと。それよりも3Dプリンターを自作したことのほうがもっとすごいんじゃないか?と。なんか本末転倒。

レーザーモジュールの値段が、、、

先ほど、AliExpressで目をつけていた5000mwのレーザーモジュールを見てみたら、$150だったはずなのに、$210.75(23,723円)に急激に値上がっていました。買っておけばよかったと思ったけど、ついでに5500mwをチェックしてみたら、10%OFFの$207.68になっています。値上がった5000mwのより少し安い。これは「いますぐ買え」と言っているのでしょうか?このショップだけ、他と比べるとかなり安い。しかし値上がってしまうと、そうでもないかも。3000mwが$158.41です。同じ値段でワンランク下がってしまったという感じ。
8000mwのもありますね($348.08)。最近でたのかな?そのかわり10W(10000mw)のはなくなっているかも(いちおうありました)。品物が入れ替わったのかもしれませんね。
追記(次の日):というか、このショップ品物がなくなってますね(5500mwも8000mwももうなかった)。ショップ移転かな?

さらに追記(数日後):また$150の5Wレーザーモジュール復活していました。思わず速攻で注文してしまいました。

ほかで探してみると、いちおう10Wあります($588/66,188円)。高い。しかし、6mm厚の木の板(Pineだから、松とかのソフトウッドですね)を切れるそうです。動画がありました。

結構品物が入れ替わって、値段もかわるんですね。買うタイミングが難しい。セールとかもあるし。
どうしようかな、しばらく様子見しよう。

レーザーポインターだと50000mwというすごいのがある。レーザーだけで$66.31しかしない。もはやウェポンという見た目。武器オタク、レーザーオタク用かな。
たしかレーザーポインターの場合、このクラスになると国内では法律で売買できなかったはず。海外から買うことはできても、ヤフオクでは売れないし、買うこともできない。レーザーの部品なら大丈夫で製品になるとダメだったと思う。

CNCマシン:設計内容を3Dモデル化してみた

図面もだいたいできて、各部の寸法も割り出せたので、3Dモデルをつくってみました。ほぼ前回の図面通りなので、変更点はほとんどないです。ただ、モデリングしたおかげで、さらに細かいディテールを再確認できてよかったかも。
こんな感じか。全体的にゴツくなったけど、まあ頑丈そうでいいか。
実際の作業台1220x2440(4'x8'版)の上に900x1800x12の合板がのっているという設定です。
2本あるY軸の下に30mm角パイプを敷いて、ちょっと浮かせている感じです。900mm幅の合板をまたぐように置くことができます。実際は作業台の上に捨て板を敷いて、その上に材料をのせることになると思います。そのままビス止めあるいはクランプがはさめるようならクランプで。Y軸も宙に浮いてるけれども、スライド機構は上面と側面だけなので、底面は作業台に接していても問題ありません。そのままこのマシン自体クランプでとめてもいいかもしれません。
レールが手前まで来ていませんが、ルーターホルダーの出っ張りのために、そこまで動かないということと、1100mmのレールとボールスクリューをできるだけ有効に使うため、スライダーがのらない部分は後ろにずらしたということです。レール端部にある黒いボックスがステッピングモーターです。奥のもうひとつのY軸にもステッピングモーターはついています。2個のステッピングモーターで駆動するので、おそらくガタはでにくいでしょう。

これはFormZ freeというソフトでつくりました。いろいろフリー3Dソフトがでていますが、個人的にはこれが使いやすかった。中点などもスナップしてくれるので、この手の機械っぽいものはつくりやすいです。XYZ軸ともだいたい仕組みは同じなので、一度つくったパーツをコピーすればいいので、いっきにできあがりました。
背面はこんな感じ。この陰線処理画像もかたちが見やすい。

2016年4月5日火曜日

CNCマシン:メイン構造材をC型チャンネルに

前回の図面の通り、メインの構造材はアルミC型チャンネルを現段階では使うことに。
そこでミスミなどで調べてみると、けっこう高い。
Rなし材、75x50x5mmが5040円/mもする。たとえば、それよりも太い50100のアルミフレーム(以下)ですら、3910円/m。製品のほうが一般材料より安いというのはどういうことなのか?
この手の材料は、かたちよりも重さで値段が決まっていることが多い。
1m単位で比較してみると:
C型チャンネル 2.37kg/m
50100 4.37kg/m
重さはC型チャンネルのほうが軽い。それなのに高いのはどうしてだろう?ほかのところのC型チャンネルの値段もチェックしてみた。1本だと割高になるかもしれないので、1000mmを3本で比較。
ミスミ:5060円x3+送料0円=15180円
モノタロウ:4290円x3+送料0円=12870円
横山テクノ:4720円x3+送料1640円=16000円
という感じ。モノタロウが少し安いけれども、それでもアルミフレーム50100より高い。

しかし問題は値段だけではなくて、ミスミもモノタロウも1000mm以下の長さしか取り扱っていない。必要なのは、1230mm(2本)、1000mm(1本)。横山テクノでは、1000mm以上でも大丈夫らしい。そうなると必要な3本で、約17000円。けっこう高い。送料込みで一本5000円以上。

といっても、いまさらアルミフレーム案には戻れない。
ちなみに、たまに使っていた近所のアルミ屋に電話でC型チャンネル75x50x5mmをきいてみた。長さ4000mmの1本の値段は、なんと5000円くらいだという(1250円/m)。安い。というか、他が高すぎる。もうこれに決定。ここは切り売りはしてくれず、材料4000mmそのままを買い取らなければいけない。長さは自分で切ることにする。歩いて5分くらいの近所にこのアルミ屋はあるので、以前も4000mmのアングル材などを買ってはそのまま担いで持ち帰ってきていた。アルミなので、4000mmもあるけどそんなに重くはない。結局、1230mm(2本)、1000mm(1本)で、合計3230mmはつかってしまうので、750mmくらいしか残らない。

ということで、アルミチャンネルの問題は近所のアルミ屋で解決。かなり予算をセーブできた。1万円くらいやすくなったという感じ。

いまのところの主な材料費:
ステッピングモーターNEMA23+ドライバDVR8825(4セット)  9,235円
XYZ軸ボールスクリュー、レール一式 37,516円
アルミC型チャンネル4000mm 5000円くらい
合計51,751円

この他、追加のアルミ板、ネジ類、ケーブル類など入れて、全部で6万くらいかな。レーザーモジュールは相変わらずまだ。5Wのものにして、合計8万くらいかな。

ちなみに、今日レーザー防護用ゴーグル(269円)は届きました。航空便でちょうど1週間でついたということです。けっこうこれは早かった。
一番遅い、XYZ軸ボールスクリュー、レール一式は、いま注文履歴をチェックしてみたら、ようやく発送したらしい。FedEx IEなので、今週中には届くかも。そうすれば部品現物みながらディテールを決めて製作開始できます。

CNCマシン:設計ほぼ終了(最終案)

またいろいろ試行錯誤して、できるだけシンプルに、そしてつくりやすく設計し直してみました。結局ユニット型のアルミフレームは使わないことになり、メインの構造はC型アルミチャンネル。X軸(図面下の水平軸)に関しては最初の案に戻って、C型チャンネルの上下にガイドレールをつけ、C型の内部にボールスクリューを通すことになりました。



















Z軸はあまりかわっていないのですが、5mm厚のアルミ板150x350mmに部品をのせて、上部にはLアングルを使ってステッピングモーターを固定することにしました。レールの30mm幅のネジ穴がアルミフレーム30シリーズと同じピッチなので、固定しやすいと思っていましたが、レールを留めるネジもそれほど本数はないので、そのままチャンネル素材に穴をあけて固定してしまうことに。ベアリングユニットやスライドユニットはどうせ30mmピッチではないので、変につじつま合わせで苦労するよりも、普通に固定したいところに穴をあけて配置したほうがシンプルにまとまるのではないかと。






























こちらは↑、真上から見た図面。基本的にX軸と同じようにY軸2本(縦方向)もC型の内部にボールスクリューが通っています。X軸、Y軸端部にはステッピングモーターが取り付けられます(左端と下端の正方形がNEMA23)。スピンドルホルダーのでっぱりの分、ガイドレールは後方に(図面上では上に)ずらしてあります。
作業エリアはX軸750mm、Y軸950mm。できるだけマックスになるようにしました。もともとのボールスクリューが900、1100mmなので、150mmずつ減った感じです。150mmというのはX軸、Y軸上のスライダーのサイズです。その分減ったということです。目標の作業エリア600x900mmはカバーできたので、まずまずという感じです。
外形が1000x1230mmで、主に75x50x5mmのCチャンネルを使います。Y軸2本をつなぐX軸前後の2本は30x30x1000mmの角パイプか、75x50x5mmLアングルになります。
あとは今後届く部品を見ながら、ディテールを検討していこうと思います。

ShapeokoやX-CARVEを参考にしていましたが、結局アルミフレームもV-Wheelもつかわず、ぜんぜん違う設計内容になってしまいました。DIYらしい手軽さがまったくなくなってしまったという感じです。仕組みも従来のCNCマシンに近い感じになってしまいました。いろいろ欲張ってしまった結果です。

2016年4月4日月曜日

CNCマシン:ステッピングモーター到着

先ほど、ステッピングモーター(4個)到着しました。6日で届いたということになります。
いちおうDHLで送ってきました。




















梱包もちゃんとしてます。これは、57BYGH420というNEMA23クラスのステッピングモーターで、3.2V、2A、静止トルク9kgcm。自作CNCでは比較的よく使われているものだと思います。NEMA23にしてはアンペア数が2Aと低めで扱いやすく(ドライバA4988でも使える)、NEMA17に比べれば、1.5〜2倍くらいトルクの強いモーターです。アプリ割引やセール割引もあったので、4つで9120円(DHL送料込み)。ひとつ2280円ということになります。いまAliExpressを見てみたら、9549円(中国航空便送料込み)で、DHLにすると10760円となっていました。少し得した感じ。
はじめ3個セット販売している店で4個セットにして売ってもらうほうが安いかなと頼んでみたけど、結局単品で売っている店で4個買った方が安くなった。送料は4個だからといって、4倍になるわけではないので、しかも期間限定割引もあったので、セット販売の店より1000円近く安くなった。
日本でこのくらいのNEMA23を買えばひとつ4000円くらいはするので、半額近い値段だと思います。

あとで、時間があるときにCNCシールドにつないでGrbl Controllerで試運転してみたいと思います。

このほか、ボールスクリュー+ガイドレールセット、スピンドルホルダー、DVR8825、レーザーゴーグルなどいろいろ注文してあるのですが、同じ日に注文したのにも関わらず、メインの部品となるボールスクリュー+ガイドレールセットだけが、いまだに発送待ち。いちおうFedDex IEなんだけど、発送にまわすまでが意外と時間かかる。
この調子でどんどん届けばいいのだけれども、やっぱり遅い。ボールスクリュー+ガイドレールセットの注文履歴を見ると、もともとは7営業日以内に発送となっているのに、今日みてもあと6日以内に発送となっている。勝手に発送締め切り日伸ばすなよ。

ちなみにアルミフレーム30150の安いとこAliExpressで見つけた。以下。





























サイズ30150が6048円/m(EMS送料込)。使うならここにしよう。このショップでは、いろんな種類のアルミフレームを取り扱っている。

CNCマシン:おさらい(必要なもの)

再度情報整理で、CNCマシンを自作するために必要なもの:
このブログでは、手っ取り早くCNCマシンをつくるということで、まずはArduinoを使用するところから始まり、そうするとArduinoにアップロードするプログラムはGrbl、そして配線を楽にしてくれるCNCシールドを使用するという感じです。
最初はステッピングモーターなどの複雑な動きを制御するのは難しい(かなり専門的な計算やプログラム、あるいは電子回路設計技術などが必要)と思っていましたが、それらは全てGrblがやってくれるので、あとは必要な部品を組み合わせて、ソフトと通信させればいいだけです。確かに専門的な知識はあった方がいいですが、それは作りながら学習していく感じでも大丈夫だと思います。今の時代はオープンソースのハードウェア、ソフトウェアがたくさんあるので、昔よりもかなり敷居は低くなったと思います。
尚システムに関しては、主にX-CARVEShapeOkoを参考にしています。

実際の加工作業の流れとしては(このブログ上でやっているやり方)、
CNCルーターの場合(合板などの2Dカット):
Inkscapeで図形(図面)を描画(svgファイルで保存)
・上記svgファイルをJscutで読み込み、切削用パスを作成しつつGコードに変換(gcodeファイルで保存)
・上記gcodeファイルをbCNCで読み込む
・材料を作業エリア内に固定する
・bCNCのジョグボタンで材料の位置へ移動し加工原点を設定する
・bCNCでGコードを送信する
・あとはCNCマシンが自動でカットしてくれる(集塵機も使用)

CNCレーザーカッターの場合(ダイオードレーザーで):
Inkscapeで図形(図面)を描画
・Inkscape内のLaser Tool Plug-inで出力設定など行い、Gコードに変換(gcodeファイルで保存)
・上記gcodeファイルをbCNCで読み込む
・材料を作業エリア内に固定する
・bCNCのジョグボタンで材料の位置へ移動し加工原点を設定する
・bCNCでGコードを送信する
・あとはCNCマシンが自動でカットしてくれる(要レーザー用ゴーグル)

という感じですが、ソフトやマシンの事前設定が必要です。

全体の構成:


パソコン関係:
・パソコン(主にはMacで/Winも可)
  以下インストールするもの
   ・ブラウザはGoogle Chrome(SafarやInternet Explorerは以下のソフトには不向き)
   ・Arduino IDE、Arduino開発環境ソフト
   ・Grbl v0.9または最新版Grbl1.1(G-code interpreter)、Arduinoへアップロード
   ・Universal G-Code Sender(Gコード送信ソフト、Javaベース:Win、Linux、Mac対応)
      bCNC(Pythonベース)など、このソフト以外にもあります(G-Code Senderリスト
   以下は必要に応じて
   ・Inkscape(フリーベクター描画ソフト:Illustratorの代替ソフト)
   ・Laser Tool Plug-in(レーザー用のInkscapeプラグイン)
   ・XQuartz(Macは必要:Inkscapeを起動させるシステム)
   ・Jscut(Web上で図面データをGコードに変換してくれる)
   ・Python2.7(3.0ではなくで):Macはインストール済みのため不要、Winの場合は必要

電子工作・電気関係:
・Arduino Uno(CNC制御基板)、上記Grblをアップロードしておく
・Arduino用 CNCシールド(中国製V3.0最新版V3.51開発元サイト
・USBケーブル(PC-Arduino間)
・ステッピングモーターNEMA17かNEMA23程度(3~4個)
・ステッピングモータードライバ(3~4個):A4988(2A)またはDRV8825(2.5A)
・安定化電源DC12Vもしくは24V/5A~10A(最低W数に関してはShapeOko Wikiへ
  NEMA17を4個駆動で100〜120W、NEMA23を4個駆動で150〜200W程度
AliExpress.com Product - 240W 24V 10A Switching Power Supply AC-DC 100~240V to Triple DC output 24V for CCTV& LED Device & CNC Stepper Driver100V/10A スイッチング電源 1829円送料込み
AliExpress.com Product - Osoyoo CNC Shield + UNO R3 Board + A4988 Driver w/ Heatsink Kits for Arduino 3D Printer Free ShippingArduino+CNCシールドセット(1457円送料込み)

ここまでの基本制御システムだけで1万円程度。
あとは本体のサイズ、剛性/精度の確保、ヘッドのパワーによってコストは変わります(以下)。

機構関係:
・XYZ軸用送り機構(以下のいずれか)
   ・タイミングプーリ、タイミングベルト(大きいものには幅9mm)
   ・送りネジ(普通の棒ネジ、台形ネジボールネジ)+専用ナット
精度を求めるならボールネジがベスト。しかし高価、低速。
タイミングベルトを使う場合、2GTや3GT(規格)ならバックラッシュゼロ(理論上)。安価。

・XYZ軸用ガイドレール/スライド機構(以下のいずれか)
   ・MakerSlide+V-Wheel
   ・OpenRail Slide Rail+V-Wheel
   ・v-Slot Rail+Solid V-Wheel
   ・リニアシャフト+リニアブッシュ+両端サポート
   ・リニアレール+リニアベアリングブロック+両端ベアリング
   ・リニアガイド+スライドブロック
AliExpress.com Product - 6 sets SBR16 L350/650/1050mm+ SFU1605-1050/750/350mm ball screw+3 BK12/BF12+3 DSG16H nut holder+ 3 D25-L30-6.35*10mm Couplingこれ↑は、AliExpressのCNC3軸マシン用の機構部品セット(約36000円/送料込み)。サイズもいろいろあります。ボールスクリュー式なので精度はいい。

・XYZ軸用構造体
   ・組み立て式溝付きアルミフレーム
   ・金属製アングル、チャンネル、角パイプなど

用途別工作用ヘッド:
   ・スピンドルモーター(金属切削)
   ・ルーター/トリマー(木工)
   ・レーザーモジュール(要防護ゴーグル/1.6Wで木材2mm、5Wで木材4mm程度)
   ・3Dプリンタノズル
   ・プラズマカッター(金属切断)
AliExpress.com Product - 5500mW Blue Laser Module Parts with Holder Heat sink for Mini Laser Engraving Machine High-power wave length 450nm focus5500mwダイオードレーザーならこれが安い(約15000円送料込み)。
AliExpress.com Product - 600W CNC Brushless DC Motor Driver + 400W Spindle Motor For Engraving Machineブラシレススピンドルならこんな感じ↑。約10000円(送料込み)。

その他:
  ・ケーブル、端子類、ネジ類
    ・ケーブルドラッグチェーン
  ・スイッチ・コントローラー類
    ・メインスイッチ/非常停止スイッチ
    ・XYZ軸用リミットスイッチ
    ・AC電源出力コントローラー(ヘッド出力手動)
  ・レーザー用ハニカムボード
  ・レーザー防護ゴーグル
  ・専用集塵機
  ・工具/計測器/機材など
    ・テスター(電圧、電流の設定やチェック)
    ・ノギス(部材の正確な厚みなどを計測)
    ・ダイヤルインジケーター(機構組み立ての際、平行/直角出しに必要)
    ・ボール盤(ハンドドリルだと正確に穴が開けにくい)

AliExpress.com Product - Protective Goggles Safety Glasses Eye Spectacles Green Blue Laser Protection free shippingレーザーゴーグル、115円(送料込み)。
特にレーザーを扱うには、目の損傷を避けるためにレーザー防護用ゴーグルが必要。



ある程度の知識やスキル:
・電気、電子工作やArduinoの知識。
・金属加工スキル、あるいは加工機材(最低でもボール盤)を持っているなど。
・パソコン・プログラミング・オープンソースの知識やスキル。
・できればCADの製図スキルや3Dモデリングスキル
以上のような素養がないと、Web上の説明を読んでも何を言っているかわからない。つくることはそれほど難しくないけれども、実作業における調整やメンテナンスをするには、仕組みをある程度理解していないときついと思う。
それから、Arduino、Grblなど情報源が海外に多くあることから(海外ショップも含め)、英語に対しては抵抗感がないほうがいい。英語を翻訳するのが苦手なら翻訳サイトを使えばいいと思う。それすら面倒だと収集できる情報量がかなり限定されてしまう。特にShapeOko Wiki(英語)には自作CNCに関する情報がかなり揃っているので、ここを見るだけでも充分。

安くつくるには:
中国製の安いキットを買って部品だけ流用すれば、既製品の半額以下で製作できる(例えば10万円の製品が5万円以下、50万円の製品が10万円程度で自作できる)。作業エリアA4サイズくらいなら、3万円以下で自作することができるはず。Amazonでも安いキットを買えるけれども、AliExpressのほうがもっと安い。ものによっては半額以下。
Arduino制御の中国製キットも多いが、もし中国語Win用ソフト+専用ステッピングモータードライバ基板が付属しているのなら、Arduino CNC Shield(1500円〜2000円)にすれば、Win/Macともに使用可能で特に問題ない。
問題があるとすれば、直動機構の精度やフレーム構造の剛性の欠如。バックラッシュ、ガタつき、揺らつきを改良する必要がある。
レーザーカッターの場合は、XY軸だけなので比較的安価につくれる。あとはレーザーモジュールの出力次第(値段次第:5Wのもので17,817円)。ステッピングモーターはNEMA17((静止トルク:5kgfcm程度)でも大丈夫。
ミリングマシン、ルーターマシンの場合はかなり剛性が必要。ステッピングモーターもトルクが高いほうがいい。NEMA23以上(静止トルク:10kgfcm以上)とか。

たまに、中国製レーザーカッターキットを購入したけど(安さに惹かれて)、マニュアルもなければソフトも中国製で使い方が分からないと言って(使うのを諦めて)、ヤフオクに安く出品してある。もし望んでいるスペックに近いものであれば、そういうのも狙い目かもしれない。

剛性や精度について:
自作あるいはキットや既製品を改造して作業エリアや出力の大きいものをつくる場合、細い部材を継ぎ足して複雑な構造にすると、振動に対してぐらついたり、局部的に大きな力が加わったときに弱かったりする。崩壊しない構造体をつくるのではなく、振動やぐらつきに強い構造体にしなければいけない。そのためには、断面が大きい太い部材をつかって、出来るだけ少ない本数で構造体をシンプルに構成した方がいい。ビルのような建物の構造(ラーメン構造)というよりは、橋や高速道路のような土木っぽい大胆な構造にしたほうがいい。

ソフトや電気系統よりも、直動のメカニズムを精度よくつくることが一番難しいと思う。しかし、V-Wheelや中国製の安い直動部品を買えば、かなり精度はあがるはず。
引き戸用車輪(戸車)などを流用してもっと安くつくることもできるが、精度をあげるには加工上の工夫が必要となってくるため、安価な中国製部品を使ったほうが余計な苦労せずに済む。
手っ取り早いのが、日本ならオリジナルマインドなどから、自作CNCパーツを組み合わせてつくること。でも、かなり高価になる。AliExpressでも似たような自作CNC、自作3Dプリンター屋があるので、そこで部品を集めて、それらを組み合わせれば、かなり安くつくることができる。この場合、自作と言っても、ただ部品を組み合わせるだけなので、金属加工スキルもあまり必要ない。ただし、部品の図面や仕様書をよく見て、それにあう部材やその他の部品を選ぶことができないといけない。その分の知識は必要となる。

日本の安い部品かそれとももっと安い中国製か:
おそらく自作しようと思う人は、できるだけ安くつくろうと思うはず。専門的な工作機械であるCNCマシンを、100円ショップやホームセンターで手に入る材料でつくること自体にDIY/ハッキング的な意義があるかもしれない。しかしAliExpressのように本格的な中国製部品がものすごく安く手に入るようになってからは、無理にハッキングせずとも(スライド機構の代用部品として戸車を使うなどしなくても)、安価でそこそこの精度のものを手っ取り早くつくれるようになった。AliExpressでも、ものによってはまだ安くないものもあったり、あるいはショップによっても値段が違うことも多い。しかしよく探すととんでもなく安いものがあったりする。日本の1/10くらいの値段で。そうなると100円ショップやホームセンターよりも安く、しかも質もそれほど悪くないこともある。逆に質と値段から考えると100円ショップは高いのかもしれない。三流四流の材料を100円ショップで買うよりも、中国製の専用部材を500円で買ったほうがいいものができるという感じ。全部100円ショップの材料でつくるか、それとも部分的に中国製の500円の専用部品を入れておくか、そのバランスの見極めにはセンスが必要かもしれない。要は、日本国内だけでなく(手に入りやすいから、対応が日本語だから、信頼できるからという理由にこだわらず)、世界中の部品を検索して(場合によってはメールなどで問い合わせもしてみたり交渉もしてみる)、安さ(送料込みの値段)と性能のバランスから各自が部品選定していけるかどうかだと思う。

CNCマシン:Z軸、X軸の設計(後半)

いろいろCADでコピペしながらいくつかのパターンを描いてみて、Z軸に関してはほぼ決定。垂直な部材としてアルミフレームの15150を使った図面も描いてみましたが、結局アルミ板を使うことに。アルミフレームのピッチに左右されないで、適度なすきまをあけて配置したほうが、上手くおさまるのでそうしました。

























X軸(図面の下)に関しては、30120+3030で30150をつくって、その上にレール2本配置して、その間にボールスクリューを通す方向で。ボルトを表からも裏からも留める箇所が多いので、重ならないように多少ずらしたり、隙間をつくったり、場合によってはアルミ板にネジ穴を切って、直接締め付けられるようにしたりと、いろいろイメージしながらの配置です。
現在は、X軸のモーター周辺とY軸へのつながりかたを考えています。実際に部品みながら、設計すればわかりやすいのですが、手元にないのでなかなか難しいです。この図面上では、X軸は680mm動けるようになっています。工夫すればもう少し拡張できそうですが、目標の600mmは超えているので、こんな感じのままでもいいかもしれません。
Z軸は、アルミ板に部品を配置しているので、適度な隙間があるのですが、X軸はアルミフレーム上に部品配置しているので、微妙にぶつかるところもあります。その部分は削り取るなどして、つじつま合わせる感じです。
ここまでは大体一般的な構成なので、あまり問題ないかもしれませんが、Y軸のほうがより難しそうです。
結局二転三転して、このかたちへ辿りつきましたが、おかげでかなり細かいレベルまで見えてきたという感じです。部品見ながらなら早いのですが、まだ届かないので、こんな感じで出来る範囲で設計しておこうと思います。

2016年4月3日日曜日

CNCマシン:設計行ったり来たり

CADで設計していると、ネジ穴の位置とかまでどんどん細かく描いて行けるので、具体的にいろんな問題も見えてきます。大きな変更はないとは思いますが、細かな改良や変更がたくさん出て来て、その都度どっちがいいか悩みます。
いまは30150を基本にやっていましたが、15150でもいけるのではないかと、さらにちょっとスリム化しようとしています。ただ、15シリーズはあまり金具とかそろってないし、先入ナットも基本M3なので、やはり貧弱な感じ。
ミスミだといろいろあるけど、肝心なものがなくて、アルミフレームならNICオートテックのほうがいいかもしれません。












そうやって悩んでいる間にも、NICでこんな変則フレームを見つけました。コの字で囲われているところにボールスクリューをいれるとちょうどよさそうだなと。上面の30mmピッチの4本の溝には、レールを2本平行に並べると言う感じ。8944円/m。

こんなコの字のは、たしかOpenBuildsにもありました。たしかに使いやすそう。剛性もとれてコンパクトにまとまる。これは4080ですね。3125円/m(送料別)。


これ↑はAliExpressにも売ってます。5742円/m(送料込み)

今回は、注文したレールのネジ穴に合わせて30mm単位にしているので、20mm単位のシリーズは使ってません。無理矢理使えなくもないのですが。というか20mmのほうがいろいろつかいやすい。レールだけが30mmピッチなので、片側だけ20mmの溝に入れて、もう片側はドリルであけた穴にネジを差し込んでもいいかもしれない。その案も考えてみましょうか。


CNCマシン:X軸再々設計

もう一度よく見てみたら、X軸断面は30150でいけるということが分かりました。
一度はダメだと思って30180まで大きくしたけれども、図面上重なってみえる部分が、3次元的には重なっていなかったので、ひとつ戻って30150で行けることになりました。おそらくこれが最終案になるだろうと思われます。今までの中で一番すっきりした構成になったかもしれません。
唯一問題は、30150が国内では手に入らないこと。AliExpressにだけ売っているので、どうしようかと。前々回の30150を使った案で言っていたように、ミスミで手に入る30120に3030を付け足して30150にするという案で、いまのところまとまってます。もちろん30150をAliExpressから入手することもあり得ますが、それもまた部品が届いてから、現物チェックしながら最終決定ということに。
























これ↑が、おそらく最終形になるだろうと思われるX軸断面の案。Z軸は変更なし。
基本的に、垂直に立った30150(30120+3030)の側面にガイドレール2本、そしてその間にボールスクリューというオーソドックスな構成に辿り着きました。問題となっていたところは、ボールスクリューのナット部分とベアリングユニット部分が、ガイドレールにぶつかってしまうというところ。しかし図面上重なってみえるけど、実際は前後に配置することでボールナットはぶつからず、ボールスクリュー両端に配置されるベアリングユニットだけが、ガイドレールのベース部分で5~6ミリほど重なってしまうという感じ。しかし、その部分だけガイドレールのベースを少し削り取れば、なんとかおさまるということになりました。この構成が、一番スリムで作業的にも楽な方法だと思います。つじつま合わせの5mmスペーサーも使わないことになりそうなので、これ以上シンプルな構成はないかと。
右側のトリマーホルダーからX軸30150アルミフレームまでの厚さが223mm。前々回の厚さまで戻りました。

かなり行ったり来たりしましたが、こうやって少しずつ完成度をあげて行こうと思います。
これでAliExpressで30150を入手すれば、部品数も少なくなるしつくりやすくなる。これで、ケーブルをおさめるキャタピラ状のケーブルドラッグチェーンも30150の上部に取り付けることができそう。




















やっぱり30150を買った方がいいかな。


















ちなみに、Z軸にも使えますが、全体的な厚みがでてしまうので、最終的に作業エリアにゆとりができたら、使ってみてもいいかもしれません。とりあえず保留。
あとは、X軸のモーター取り付け部分とY軸のスライダー部分を再検討すれば、だいたい全貌が見えてきます。

CNCマシン:再度、X軸設計し直し

前回の設計内容で大丈夫かと思って、やや細かくCADで描いてみたら、間違いを発見。
前回30150を使った方がいいと言っていたけれども、30150ではダメで、さらにもう一列多い30180にしなければいけなかったことに気づいた。細かく図面を書いてよかった。























これはX軸断面で、図面左を見ると、既存(ミスミ)の30120アルミフレームの上下に3030を一本ずつ追加して、30180にする方法。上下からM4x25mmを差し込み、3030を貫通させ(あらかじめドリルで穴あけしておき)、中央の30120に連結させる。連結させたあと、図面右にあるように、ガイドレール、ボールスクリュー、ベアリングユニットを取り付ける。こうすることでさらに剛性アップ。ベアリングユニットは30mmピッチでネジ穴があいていないため一度5mmアルミ板をかませて固定する。その分5mm多くなってしまうので、ガイドレール上のスライダにも5mmかませて同じレベルにする。
























とりあえず、X軸はこんな感じでいくことになりそう。Z軸は変更なし。ミスしないようにCADできちんと細かいところまで描いたほうがいいかも。見落としがあるかもしれないので。

ということで、AliExpressの30150(7132円/m)でも足りないので、やはりミスミで30120(1本)と3030(2本)の組み合わせで30180にするしかないかも。そうするとX軸用アルミフレームは3920円+720円x2=5360円ということになります。

ちなみに30180の倍の厚さ60180はあるかというと、












一応ありますね。これなら一本でいけます。NICオートテックで8501円/m。ミスミにはないようです。これでもいいですが、だんだんゴツくなりすぎ。剛性はかなりとれると思うけど、どうしようかな。いちおう候補には入れておきましょう。値段もけっこうするし。これならもっとスパンの大きいものがつくれそう。
30180なら、Z軸+X軸で228mmの厚み。60180だと258mm。もう少し設計をすすめてから決めよう。