grbl1.1+Arduino CNCシールドV3.5+bCNCを使用中。
BluetoothモジュールおよびbCNCのPendant機能でスマホからもワイヤレス操作可能。
その他、電子工作・プログラミング、機械学習などもやっています。
MacとUbuntuを使用。

CNCマシン全般について:
国内レーザー加工機と中国製レーザー加工機の比較
中国製レーザーダイオードについて
CNCミリングマシンとCNCルーターマシンいろいろ
その他:
利用例や付加機能など:
CNCルーター関係:



*CNCマシンの制作記録は2016/04/10〜の投稿に書いてあります。


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2016年6月1日水曜日

ミニアクチュエータ

AliExpressを眺めていたらこんな小さなアクチュエータがありました。そんなに高くないので思わず買いそうになってしまいましたが、特に使う予定はないので今回は我慢。

これで$12.00送料無料
少し違うタイプもありました。こちら(以下)は$9.00。安い。と思ったら5個でこの値段でした。一個200円くらいです。上のものも5個の値段。意味なく買ってしまいそう。

しかし何に使えばいいでしょうか。元々はデジカメなどのレンズ焦点調節用でしょうか?
ミニCNCマシンでもつくればいいのかもしれませんが、きっと実用的ではないかもしれませんね。
もうすこし大きめになると以下のような感じ。
これは、一個で$13.00送料無料。移動距離は47、63、69mmの三種類ありそうです。このくらいならまだ何かには使えるかもしれません。ネイルアートに使うのもいいかもしれません。かなり細かい表現ができそうです。
上のものはアクリルがゴツいので、以下のような部品のみでもよさそうです。

これで$2.82ドル送料無料。3軸分買っても1000円以下です。移動距離は書いてないけれども、他で販売しているのをみると送りネジが74mmらしい。3個くらい買ってみてもいいかもしれないけど我慢しておきます。


2016年5月21日土曜日

CNCマシン:LED照明計画(リング型LED)

今日、ちょうど2週間前に注文したリング型LEDが到着しました。以前説明したこれです
いつものAliExpressで2個で652円(送料無料)。これをルーターの下に囲むように設置しようと考えていました(1個だけ使って)。
外径80mm、内径70mmです(円周の幅が5mm)。つくりは単純そうで、あまり明るくなさそうですが、DC12V/300~400mAとサイトには書いてありました。

AliExpress.com Product - COB! 2Pieces(1pair) Auto Halo Rings COB 70MM Angel Eye COB Chips Car Headlight 70mm Car Angel Eyes Motorcycle White Waterproof2個で591円

まずは、ルーター(トリマ)にはめてみてどんな感じになるか。
トリマは直径65mmなので内径70mmのLEDだとちょうどいいかんじです。
それではスイッチオン。
超明るすぎ。しかもCNCマシンのDC12V/1AのACアダプターだと内部のブレーカーが落ちてダメでした(他にもファンやスイッチのLED用に使っているので)。なのでもっと強力な安定化電源を使って実験。写真だと光量とのバランスで上手くとれません。ちょっと手加減してこんな感じです。肉眼で見ても光源は明るすぎて見えません。
別のショップには9~12Vと書いてあったので、9Vで試してみると明るさは下がるけどまだまだ充分。6.5V以下になるとほとんど光らないようです。もういちど12Vで試してみると、温度も触れないくらい熱くなっています。9Vだとまだ触れるくらいなので、9Vくらいで使った方がよさそうです。

集塵カバーにつけたので、ダストがついていますが、裏面の線がついているところはこんな感じで単純にハンダ付けされているだけです。赤がプラスで白がマイナス。

表側は透明シリコンかなにかでコーティングされているので、多少の汚れがついてもLED自体には影響なさそうです。裏側のハンダ付けされている部分をシリコンなどで絶縁してしまえば安全だと思います。9Vで使うならホットボンドでもいいかもしれませんが、12Vで使うときっと溶けてしまうでしょう。

ただ問題は、CNCマシンのコントロールボックス内にはLED照明用のDC12VのACアダプターが入っているのですが1Aなのでもちません。12Vの場合少なくても2Aは必要だけれども、それ以前に熱が上がりすぎる。その後9Vで計測してみると、約0.2Aまで落とせることが分かりました。なので、9VのACアダプターに取り替えたいところですが、CNCマシンのスイッチボックス内のDC12V/1AのACアダプターはDC12Vのファンにもつかっているので、電圧を下げるのは難しそう。セメント抵抗でもはさめばいいのでしょうか。
裏側から見るとこんな感じ。室内は普通に明るいのですが、光量のバランスで暗室で撮影しているかのように見えます。そのくらい明るいという感じです。トリマ用照明として使うには充分だと思います。

2016年5月8日日曜日

CNCマシン:スイッチパネルの制作

まだCNCマシンのスイッチパネル/スイッチボックスは出来ていないので、昨日また秋葉原に行って必要な端子類など買ってきました。
Z軸の真下あたりに照明もつけようと、ためしにテープ状のLED(一番上)も買ってみました(使うかどうかわからないけど)。画像左中にもLED照明がありますが、これは昔買ったもので、こっちをつかうかもしれません。ピンソケットとピンプラグはプローブ用。それからステッピングモータードライバ用のファン。電源用ソケットとプラグ付きコード(この辺も探したら持っていた)。
だいたいこの部品を取り付ける感じ。

現状はこんな↑感じ。CNCシールド、レーザードライバ、DC24V電源、DC12V電源が一直線線に並んでいる。
この上にもう一枚板のせる感じです。

上面の板は、ここまでは出来ています。AliExpressで買った非常停止ボタン(139円送料無料)も届いたので取り付けてみました。普通に取り付けるなら径22mmの穴をあけるのですが、この板が15mmもあるので、上から径30mmのフォスナービットでザグリをいれて、さらに26mmで貫通穴をあけて、段つきの穴にして取り付けました。そうしないと上から締め付けるギザギザナットがスイッチ本体のネジ山まで届かない。
縦に3個ならんでいるスイッチはLEDで光るタイプ。手前が主電源用(AC100VをON/OFF)。真ん中がLED照明用。奥がレーザー用。
あとは、先ほどのプローブ用ピンソケット、電源用ソケット、ファンが側面につく感じです。LED付きスイッチもあるし、けっこう配線が面倒かも。

秋月や千石のある通りに、二軒ほどLED屋があるので(いつのまにかできていた)ちょっとのぞいてみました。Z軸真下につけるLEDでちょうどいいのがないかと。そうするとリング状のLEDを発見。しかし、2個セットで3000円以上する。高すぎる。径60mm、70mm、80mm、90mmなど、ちょうどトリマを囲むように配置できそう。
あとからAliExpressにも売ってないかなと思って、「LED ring」で検索したらやっぱりでてきた。
2個セットで591円。これに透明カバーがついたものとか、LED部分がもう少し強力そうなものとか何種類かあるけど、このタイプが比較的安い。明るさはどのくらいなのかわからない。大きさも径60〜120mmまで10mm単位でいろいろあるみたい。DC12V仕様。
AliExpress.com Product - COB! 2Pieces(1pair) Auto Halo Rings COB 70MM Angel Eye COB Chips Car Headlight 70mm Car Angel Eyes Motorcycle White Waterproof2個で591円

これは何用なのかと思ったら、自動車のヘッドライトの周囲につけるアクセサリー照明らしい。この大きさはこの車種に適合しているとかたまに説明が書いてあり、サンプル写真ものっていた。
これ↑が正規の利用法らしい。自動車用だからDC12V仕様だったのかと。

いずれにしても、サイズや種類も豊富なのでトリマのサイズにあわせて一個買ってみようかと。
ただトリマの場合、集塵カバーも取り付くので、LED照明を取り付ける部分がなかなかない。集塵カバーにLEDを内蔵してしまえばいいのかもしれないけど、どうしようかな?いずれ集塵用カバーも作り直そうと思うのでそのときにでもまた考えます。


作業のつづき:
その後かなり時間かかりましたが、一応配線終了。LED付きスイッチのLEDがスイッチのON/OFFに連動するのかと思ったらそうではなくて3個分配線やり直しました。全体的に相当面倒な配線でした。
接点がむき出しにならないように、熱収縮チューブとホットボンドも使いました。こんな感じで開けることができるように線を少し長めにしました。けっこう隙間なく詰まっています。
CNCマシンの脇に置くとこんな感じです。まだ側面の板はつけてませんが、一応すっきりしたと思います。LED照明はまだつけていませんが、スイッチ(真ん中)には配線済みなので、LED照明をZ軸裏の端子につなげばON/OFF可能です。予備用にもう一回路あるのですが、それもZ軸裏までは配線済みです。何に使うかは未定です。

まだ上板も固定はしていないのでちょっとずれてのっています。全面はパンチングメタルで、ここから空気が入り込んで右脇にあるクーリングファンから排気されます。パンチングメタル上の左上にあるピンプラグがプローブ用の端子です。プローブを使うときだけここに差し込みます。非常停止ボタンは、CNCシールドのP-Stop端子(E-Stop端子)につないでありますが、まだ試していません。3個ならんでいる一番手前のスイッチが主電源ON/OFFで、これをOFFにするとAC100Vが遮断されるために、モーターやレーザーなども同時にOFFになってしまいます。CNCシールド(Arduinoボード)だけはMacBookにUSB接続するために電源が落ちるということはありません。非常停止ボタンはおそらくArduinoボードのリセットボタンと同じなのかもしれませんが、その場合モーターはOFFになるにしても、レーザーはOFFにならないので、その辺が気になります。ということから、主電源OFFが非常停止になるのかもしれません。

Shapeoko wikiを見てみると、E-Stopには、AC BreakerとDigital Breakerの二種類あると書いてありました。
AC Breakerは、もともとのAC電源を切る方法。
Digital Breakerは、Arduinoに信号を送ってマシン自体(ステッピングモーター)を止める。しかし、スピンドルは別なので、Sparkfunで売っているPowerSwitch Tail Ⅱと連動させればスピンドルも止めることができるようです。
こんな感じのもの↑($28.95)。
本体に端子がついていて、E-Stopを押すとPowerSwitch Tail Ⅱに信号が送られてAC電源も切ってしまうようです。たしかに便利というか安全そうです。


さらに作業のつづき(スイッチパネル完成):
ようやく完成。というか側面の板を貼っただけです。なぜか手ノコと穴あけはカッターで作業(このほうが早い)。

側面にUSB端子とクーリングファンがついています。右側2/3は電源類が入っているので簡単な通気口をあけておきました。
前面にあるピンソケットにプローブ用ピンプラグを差しこんであります。前面のパンチングメタルから空気が入ってクーリングファンにより排気されます。主にCNCシールドのステッピングモータードライバDRV8825(4個)とレーザー用ドライバを冷却します。コントロールパネル(コントロールボックス)はすべてネジ止めで組み立てられているので、故障や機能を付け足すときは分解することができます。とにかく配線がとても面倒でした。

あと残っている作業は、スピンドル下のLED照明(集塵カバーも兼ねて)、レーザーシールドの取り付けくらいでしょうか。レーザーシールドについては、現在問い合わせている段階です。レーザー遮蔽アクリルでレーザーダイオードの真下を箱状に囲いたいと思っています。内寸で32.5x32.5x50mmくらい。最悪一面だけレーザー遮蔽アクリルにして、残り3面は普通の不透明アクリル(黒など)でもいいかもしれません。それまでは、かわりになる不透明な箱をつけてみようかと思ってます。

2016年5月3日火曜日

CNCマシン:プローブ(Z軸のゼロ調整)

Probing
grbl0.9からは、ArduinoボードA5ピンにProbe端子(左下の端子)が割り当てられています。

Probe機能が使えるのですが、CNCシールドV3.5やV3.0にはProbe端子はついていなく、どうやらV3.5.1からのようです。しかし、V3.5やV3.0のA5端子を見ると、特に使っていないというか、シールド上のSCL端子(下画像の右上のほうのD1の下)とつながっています。
要は、A5もしくはシールド上の使っていないSCL端子とGNDにProbeをつなげれば、一応使えるということになります。以下の動画で説明してくれています。


これを見ると、どうやらGコードのG38.2がProbeのコマンドのようです。grbl0.9hからG38.2が使えるようになったみたいです。

AliExpressのProbe
動画ではProbingするための道具を自作していますが、以前AliExpressでZ軸用のProbeも衝動買いしてあったので使ってみようかと。

仕組みがよくわからないうちに安いので買ってしまったのですが、動画にあるように簡単に自作できるレベルのものでした。まあ、買ってしまったので使った方がいいということで試してみました。
こんな感じで材料の上に丸い方をのせてワニグチクリップでエンドミルをはさんでゆっくり下に下げていき、通電したら止まるというだけです。
ちなみに線は、先ほどのArduinoボードA5端子とGNDにつながるのですが、以下のように
白い線(左手前)がシールド上のSCL端子(A5端子とつながっている)、黒い線がシールド上のGND端子につないであります。
手順として、いちおうホーミングしてから(ホーミングなしでも構わない)、
適当な位置に移動して、そこを一旦G92X0Y0Z0で(0,0,0)にしておいて、先ほどのProbeの少し上までZ軸をさげます。
そして、動画にもあったように、
G38.2 Z-10 F20
という感じで、ZをF20mm/minの遅い速度で-10mmくらい下方に移動させます。値はこんな感じでいいと思います。
途中でワニグチクリップをはさんだエンドミルが丸いProbeと接するとそこで止まるという仕組みです。リミットスイッチと同じですが、リセットやロック解除する必要はありませんでした。
そのあと、Probeの厚み(高さ)分を以下のコマンドでずらして終了。
G92 Z19.4

AliExpressのProbeはそれ自体で19.4mm(ノギスで計測)ありました。20mmぴったりとか調整できるようになっているのかと思ったらそういうわけでもありませんでした。裏から止めてあるM6ボルトと表面の丸いアルミ部品の間にシムなどいれて調整すればいいのかもしれませんが、わざわざそこまでしようとは思いません。

bCNCのProbe機能
今回はGコードを直接入力でZ軸のゼロ調整をしましたが、いちおうbCNCにもProbe機能がついているようなので、少しいじってみました。
Control画面である程度近くまで寄って、とりあえずWPosを(0,0,0)にしておきました。
つぎにProbe画面に行き、Z軸の高さ移動が分かるように右画面もX-Z平面にしておきます。そして、Common欄にあるProbe Feed:に10〜20くらいの遅い速度を入れ、Probe欄のPos:でZ軸に-5とか充分下がるくらいの値(Probeツールの上面から5mm下という意味)をいれて、Probeボタンをクリック。そうするとゆっくりさがってきて刃がProbeにタッチすると止まります。
やってることはGコード38.2をただボタン操作しているだけで、わざわざこれでやらなくてもいいのかもしれません。Gコード入力だけでもすぐ終わってしまうので。
少し便利なのはCommon欄のTLO(ツール長さオフセット)に-19.4(Probeの厚み分)を入れたら、右の赤い▽も移動し、WPosのZの値もその分移動してくれました。
Probe欄のZ以外のPosは何なのかと思って適当な数値を入れてProbeボタンを押してみたら、XならX方向に同じように少しずつ動いて、もしProbeをX軸方向にもセットしてあれば、それにタッチしたときに止まるという仕組みになっていました。つまりZ軸だけでなくXY軸も同じことができるというわけです。

しかし、bCNCにはこれ以外にAutolevel機能もあって、基板なんかをつくるときに使うようですが、材料平面上の各地点の凹凸の誤差を設定した間隔で何カ所か計測して、その凹凸に応じて削る量も調整してくれるみたいです。まだ使い方は把握してませんが、確かにそれは便利な機能です。

関連:
エッジファインダーについて

2016年4月28日木曜日

CNCマシン:制作中16(スピンドルマウント)

4/1にAliExpressに注文したスピンドルマウントがやっと到着。Air Mail便で27日もかかりました。なかなか着かないので気になってはいたのですが、トラッキングしてみるとこんな感じ。
4/14に[Reach Guangzhou terminal]、Leave [Guanzhou] TAC Air Terminalとなっているので、空港に到着して出発したかのようですが、4/16にも同様に到着して出発、さらに4/23にも到着と出発。これって、出発したのに、また同じところに戻ってるみたいな感じ。4/23の出発後、4/26に川崎に到着しています。もし、4/14にちゃんと出発していれば、その3日後の4/17には川崎に着いていたはず。そしてその二日後の4/19には手元に届いていたはず。なんで、途中で3回も同じところをぐるぐると回っているのかなと疑問に思っていました。今までの経験だと、早ければ10日くらい、遅くて3週間くらいでしたが、今回はかなり遅いほう。配送がきちんとすれば、AliExpressももっと使いやすくなるんですが、ちゃんと着いたからよかったと思うしかないのかも。

思ったより大きい。がっちりホールドしてくれそうなのでいいかもしれません。アルミキャストですが、柔らかいアルミのようでそれほど重くないです。一見きれいに見えますが、アルミの上にシルバーの塗装がしてあります。手で持つと塗装がついて手が銀色になります(なので一度タワシで水洗いしました)。写真では分かりにくいですが、正直それほど精巧なつくりではないです。三つ穴なのになぜかネジは2本しかついていませんでした。径65mmのスピンドル用です。手持ちのマキタのトリマが入るかチェック。
けっこうぴったりで特に問題なし。多少バリがあるので、ヤスリで面取りなどしました。
同時に、二股のクーラントチューブも届いたので、取り付けるとしたらこんな感じ。
このクーラントチューブは集塵用に買ってみたのですが、このトリマは下に吐き出す排気になっているので、この程度ではあまり集塵効果は期待できません。以前つくった360度囲い込む集塵装置をつけたほうがいいかもしれません。このクーラントチューブは、逆に空気を送り込んで文字通り冷却用に使うかもしれません。
AliExpress.com Product - High Quality 1PCS 1/4" Round Nozzle Plastic Flexible Coolant Pipe Valve/Milling Lathe Milling CNC Machine Switch
ということで、またスピンドルマウントに戻りますが、スピンドルマウントとZ軸の移動テーブルに穴あけする必要があります。マウントのアルミは柔らかく、すぐに穴があきます。M5用に径5.5mm貫通穴をあけて、ボルトの頭を沈めるために(16mm長のボルトでは短すぎたので)径10mmで5mmほど(隣の立ち上がりがあるため、段付きドリルビットだと短すぎて使えない)。
以下のように取り付けてみました。特に問題なしというか、予想通りという感じ。
ちなみに、トリマ+マウント+Z軸でちょうど8kgくらい。やっぱり重い。
トリマから伸びている電源コードは、蛇腹ホースや何かで宙に浮くようにしないといけないかもしれません。あるいはピアノ線をケーブルにつけるのでもいいかもしれません。電源コードはこの先にスピードコントローラーがついて、いちおうスピード調節できるようにします。
以下が以前Amazonで購入したスピードコントローラーです。20Aまで大丈夫なので、アルミLアングルなどを切断する際の卓上マルノコにも使っていました。けっこう便利です。



配線作業も大体終わりそうなのですが、そろそろ直動機構の平行やレベル出しをしなければいけません。

AliExpress.com Product - New Arrived ! CNC Spindle Motor Clamping Bracket 65mm Diameter Square mount Cast Aluminium Bracket !

続き:いよいよ試運転

2016年4月23日土曜日

CNCマシン:制作中11(配線作業その2)

前回のZ軸裏の部分が大体できました(Z軸につくレーザー+FAN+LED+EXTRAの合計8線はまだ)。結束バンドで力が加わりそうなところはブラケットといっしょに固定。ケーブルドラッグチェーンが垂れる部分をLアングルで支える部材を付け加えました。これで、正面から見れば、ケーブルドラッグチェーンはX軸のちょうど真裏で動くので目障りではありません。
まあ、それなりにすっきりしました。けっこう時間かかります。ケーブルの取り回しを考えて、そのための小さなブラケットをつくり、細かい作業が多いです。8芯ケーブル2本が取り付くピンソケット部分とケーブルドラッグチェーンに入る手前の部分は、いちおう結束バンドで押さえておくことに。結束バンドを通すために、ピンソケットがついている短いアングルはスペーサーで少し浮かしてあります。
その場その場で解決しながらつくっているので、あーでもないこーでもないと考えている間に時間がたってしまいます。しかもブラケットが取り付く穴を本体にもあける必要があるので、いちいち分解しては、ボール盤へ持って行き作業をする感じです。

つぎは、この↑部分。ここは前回の線+X軸モーター+X軸リミットスイッチで、合計24線ケーブルドラッグチェーンを通ります。8芯ケーブルなら3本ですが。
ここは、前回より大変そうです。まだ、どこに何を配置するか決まっていません。だいたい以下三つがここに集中しています。
・前回のX軸裏ケーブルドラッグチェーンを通ってきた8芯ケーブル2本の着地点コネクター
・X軸モーターとX軸リミットスイッチの端子をまとめたコネクター(合計8線)
・つぎのケーブルドラッグチェーンの入り口(8芯x3本)
あまりスペースもないのでまた新たなブラケットを付け加えなければいけませんが、どこにどのようにつけようか思案中です。必要に応じて、既存部品の改造もでてくるかと思います。そうなると、また分解して穴あけし、組み立て状態を見るという繰り返しになります。

次:配線作業続き

CNCマシン:制作中10(配線作業)

今日秋葉原に行って、ケーブルや端子類を購入してきました。
ケーブルはオヤイデで、ケーブルドラッグチェーンを通すなら多芯ケーブルがいいと思い購入。
左がVVC8芯(0.3㎟)、右がVVC4芯(0.3㎟)。それぞれ径が7mm、6mmくらい。最初ネットで見た段階では中の芯の断面積0.18㎟にしようかと思ってましたが、現物を見ると細いので、ひとつ上の太いものにしました。この太さでもケーブルドラッグチェーンには通るし、曲げてみてもそんなに硬くないので問題ないでしょう。これが2〜3本ケーブルドラッグチェーンに通る感じになります。
それから、赤黒の2本線ケーブルもリミットスイッチ用に買いました。
モーターなどからのノイズ対策にシールドケーブルもいいとShapeOko wikiに書いてありましたが、今回は普通のケーブルで。ノイズがひどければ、あとで交換するしかない。


まずは簡単そうなリミットスイッチから作業開始。これはX軸の一番遠いところのリミットスイッチ。レールの下の隙間にケーブルを通すことができたので、ちょうどよかったです。いちおう熱収縮チューブでハンダづけした端子部分を覆い、両面テープ付きのケーブル用抑え金具で多少引っ張られてもすぐには外れないようにしておきました。


これ↑は、Z軸の下のリミットスイッチ。ケーブルが弛まないように押さえ金具で部分的に固定。


つぎはZ軸裏側部分とX軸との交点。ここが面倒。モーターやリミットスイッチ、その他レーザー用の端子など入れると合計で16線あります。さきほどのVVC8芯ケーブル二本をZ軸から持って来て、ケーブルドラッグチェーンに通す部分です。ケーブルドラッグチェーンはどっち向きがいいか迷いましたが、下に垂らすほうにしてX軸の真裏にくるようにしました。木のブロックで支えていますが、あとで垂れるポイントに短いLアングルを取り付ける予定です。


上から8線Z軸のケーブルが来ており(レーザー用にあと8線あるけど、それはまだ)、普通の2.54mmピッチのピンヘッダ(2列x4)とつながれて、X軸側のピンソケットに差し込まれています(コネクターはちょうどいいのがなかったので、ピンヘッダとピンソケットを代用)。ピンヘッダだと弱すぎるかなと思いましたが、CNCシールドのモーター端子もピンヘッダなので大丈夫かと。分解するときに、Z軸とX軸を分離できるように配線を脱着可能にしてあります。
まだ仮固定中ですが、ピンソケットの両端3本ずつのソケットを抜き、そこにM3穴をあけてLアングルに固定する予定です。ピンヘッダのハンダづけされている部分は、ピンがたまに抜けるときがあるので、熱収縮チューブを用いずホットボンド(黒色)で固めてしまっています。同様にピンソケット側の8芯ケーブル2本分(合計16線)もホットボンドで固めてしまいました。とにかくこの8芯ケーブルをハンダ付けするのが面倒。
ケーブルドラッグチェーンの内寸が10x20mmで、まだ少しゆとりがあります。

こんな感じでしばらくは配線作業となります。
ホットボンドがべたべた扱いにくいのですが、ある程度盛りつけたらすぐにクラフトテープの表面(テプロンっぽい粘着しにくい面)に押し付けると平らになることがわかったので、今後そうやってもう少しきれいに作業しようと思ってます。

次:配線作業続き

2016年4月17日日曜日

CNCマシン:制作中6(引き続きY軸2本)

Y軸2本がほぼ完成。C型チャンネルにレール、ベアリングユニット両端(ボールスクリュー付き)、ステッピングモーター+マウントを取り付けました。ほとんどがドリルの穴あけとタッピング作業でした。穴だけでも78回(下穴も含め)あけてます。タッピングも48カ所です。1本の単純な部材にけっこう手間かかります。
あとは、Y軸とX軸をつなげるジョイント材の加工がまだ終わってません。とりあえず現段階で昨日までつくったXZ軸をこの上にのせてみると以下のようになります。
これでようやく全体像が見えてきます。横幅約1m、奥行き約1.2mです。
Y軸1本の重さを計ったら9kgありました。XZ軸で16.5kgあったので、この段階で総重量34.5kgということになります。超重い。ルーター(トリマ)もまだだし、Y軸2本をつなぐフレーム材2本もこれからです。40kgにはなりそう。ここまでの費用は約6万円。
Y軸2本をつなぐフレーム材は、当初は30x30mmのアルミ角パイプを使う予定でしたが、75x50mm t=5mmのアルミLアングルがまだまだあまっているので、それをつかおうかと思ってます。そのための穴もY軸にあけておきました。
つぎの作業としては、X軸とY軸をつなぐジョイント材の加工、それからY軸2本をつなぐフレーム材とジョイント材となります。

つづき:XY軸接合部

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