grbl1.1+Arduino CNCシールドV3.5+bCNCを使用中。
BluetoothモジュールおよびbCNCのPendant機能でスマホからもワイヤレス操作可能。
その他、電子工作・プログラミング、機械学習などもやっています。
MacとUbuntuを使用。

CNCマシン全般について:
国内レーザー加工機と中国製レーザー加工機の比較
中国製レーザーダイオードについて
CNCミリングマシンとCNCルーターマシンいろいろ
その他:
利用例や付加機能など:
CNCルーター関係:



*CNCマシンの制作記録は2016/04/10〜の投稿に書いてあります。


ラベル 工具 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 工具 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年10月2日日曜日

エッジファインダー

CNCマシン(フライス盤)上の材料の端部を検知するためのツール。
最終的に先端部の半径を差し引いて、X軸とY軸の加工原点を定めることができます。

やはりAliExpressでは安いものがあります。

AliExpress.com Product - 1pc Precision hardend 10mm Shank Titanium for Edge Finder High Speed Steel Test Tool for Milling and Lathe High Quality287円送料込み(セール中)。
径10mmがはまるドリルチャックやコレットが必要です。

アマゾンだとちょっと高い。

AliExpress.com Product - Precision Titanium non-magnetic mechanical Edge Finder center finder Touch point sensor for CNC machine 径6mmのものは少し高いようです。1419円(送料込み)。


尚、Z軸高さ調整用プローブは以下。
AliExpress.com Product - New Cnc Z Axis Router Mill Touch Mach3 Tool Setting Engraving Machine Tools Auto-Check Instrument Dia 35mm495円(送料込み)。自作可能だけど安価なので購入してもいいかも。
使用方法についてはこちらへ

2016年5月16日月曜日

AliExpressのワイヤーストリッパー到着

CNCマシンの配線作業をしているときに、間に合わないとは思っていましたが、ついAliExpressでワイヤーストリッパーを購入してしまいました。それが昨日やっと届きました。送料無料で1000円です。AirMail便でちょうど2週間。また例の外が白くて中が黒いビニール袋に先端だけプチプチに巻かれてそのまま入っていました。郵便局の人に手渡された瞬間何が入っているのかすぐに分かりました。

この手のワイヤーストリッパーは昔から欲しいと思っていたのですが、かなり高価なので買わないでいました。たしか4000〜5000円くらいしたと思います。そのかわり3000円くらいのものをある時購入してしまい今まで使っていました(下画像手前のもの)。
ワイヤーストリッパーがないときはカッターで転がして皮膜をむいていましたが、やはりあると便利です。というか作業が早い。しかし、この手前のワイヤーストリッパーだと決められた径のワイヤー以外では上手く切れなかったりして、もう一本違うサイズのが欲しくなってしまいます。
電子工作用なので結構細め。刃の溝がワイヤーの径にぴったり合うようになっており、その分正確に切れるようになっています。これ以外の径だと、多少手加減して切れないわけでもないのですが、ワイヤーの中の銅線まで切れてしまうこともたまにあります。それと切れ目が入った皮膜をひっぱるのが結構面倒。よく切れていないと、ひっぱってもただ皮膜が伸びてしまうこともあります。

そこで、今回購入したワイヤーストリッパーは、その引っ張る部分もやってくれるので(だから昔から欲しかった)、どのくらいつかえるのか?
ちなみに、これをアマゾンで買うと2000円以上します。中国製の同じものです。やはりAliExpressだと安い。


もうひとつ違うタイプのワイヤーストリッパーがあるのですが、以下のようなもの。
昔欲しいと思ってたのはこのタイプでした。これが4000〜5000円くらいしたと思います。たかが皮膜むきにそんなに払えないということであきらめてました。使っている人を見たことがあって、確かに便利そうだなと思っていました。ちなみにこのタイプはAliExpressで600円くらい。Amazonでは当然2倍以上。このタイプでもよかったのですが、よくみると刃に溝がついていて、ワイヤーの径に合わせて切るタイプのようです。なので今回はやめました。


それで、今回購入したタイプは刃には溝がついていないので、特定の太さだけではなく、どんな太さでも切れるのではないかと?
調整ネジが2個ついていて、左側(やや中央より)が太さ、右側がどのくらい長くむくかになっています。
先端部分はこんな↑感じで、握るとまず左のほうから動き始め、すこし遅れて右側が動きます。実はこの時間差の複雑な動きがずっと気になっていました。絶妙。
左側のギザギザでワイヤーを押さえて、右側で皮膜をむきます。刃はケーブルの径に合わせた溝はなく、一直線なので上下の刃ではさむ感じです。当然すべてはさみこんでしまうと中の銅線も切れてしまうので、切るというより噛んで引っ張るという感じです。

どのくらいの太さ(細さ)までいけるのか、Fケーブルで実験。Fケーブルなので外側にかなり分厚いグレーの皮膜がついています。結果的には上の画像のように、引きちぎるような感じで、いちおうFケーブルの外皮膜、そして内部の皮膜(白い皮膜、中が銅単線)もむくことができました。さらには細いワイヤーだとこんなものもむくことができました。白赤黒の3本線ですが1本径1mmです。赤黒2本同時にむくこともできました(これは便利、ほかのワイヤーストリッパーだと1本ずつなので)。かなり幅広い範囲で使えます。

使ってみて分かりましたが、このワイヤーストリッパーは、ゆっくり握るとダメみたいで、いっきにいくときれいにむけます。やはり、切るというより噛んで引っ張るという感じなので、皮膜の切断面は引きちぎれたようになっています。ゆっくりやっていると、噛んでいる部分もズルズルとずれてきてしまいます。一気にガシャンと少し荒々しい感じですが、大体寸法通りにむけているのでそれほど問題はありません。一回むいてみて、噛む力が弱すぎだなと思ったら調整ネジを締めるという使い方かもしれません。
いずれにせよ念願のツールが手に入ったので、今後の配線作業は楽しくなりそうです。1000円は安い。

この間秋葉原に行ったとき工具類も見てみましたが、AliExpressで見かける商品もかなり多く売っていました。パッケージだけそれっぽくして値段は3倍くらいします。そうやって見て行くと、かなり中国製のものが多く出回っているというのが分かります。先ほどの今まで使っていたワイヤーストリッパー(秋葉原で3000円くらいで購入、たぶん千石だったかな?)もAliExpressで1068円で売ってます。

以前購入したレーザー用のゴーグルもそうでしたが、このようにAliExpressの出現のために安く買えるのはいいのですが、価格破壊のような現象が起こっています。Amazonで2倍以上の値段、普通の店頭で約3倍の値段で売られているようなものはそのうち売れなくなるだろうし、逆にAliExpressが値上がってくるのかもしれません。


AliExpress.com Product - HS-D1 AWG24-10 (0.2-6.0mm2 ) design Multi functional Cable wire Stripping, Cutting and Crimping tools High Quality TOOL
これは↑安い。648円。

2016年4月10日日曜日

CNCマシン:製作開始

さて何からつくろうかな?(部品選定や設計内容についての記事はこれ以前にあります。)
Z軸からつくりたいけど、まだアルミ板が届いていないのでできません。構造フレームとなるアルミC型チャンネルを切断してもいいのですが、できればCNCマシンの上のほう(Z軸)からつくっていったほうが、寸法のしわよせを吸収できるので、構造フレームも後回し。ほとんどのアルミ部材が5mm厚です。場合によっては、全体的に5mm(アルミ1枚分)大きくなったりすることもあるので、小さいところからつくったほうがよさそう。
手持ちの材料で75x50x5mmのアルミLアングルがかなり余っているので、要所要所でつかっていこうと思ってます。短く切ってL型のジョイント部材につかったり、モーターマウントにつかったりと。

まずは、ステッピングモーターのマウントからつくりましょう。合計4つあります。それぞれマウントの寸法が違うのですが、基本的には75x50x5mmのアルミLアングルをつかうことになっています。

NEMA23のステッピングモーターは、インチサイズのためか寸法がミリ単位だと中途半端です。


四隅の穴がM5サイズで間隔が47.14mm、外形が56.4mm角。
モーターがのるように、Lアングルを60mm幅でカットしてみることに。

卓上マルノコでカットしたのですが、5mmもあるためものすごい量のアルミの細かい削りカスが飛び散りました。きれいにカットはできるのですが、刃にアルミがこびりつくので、切削用オイルとかつかったほうがいいですね。いちおう注文はしてあるけど、それもまだ届いてないです。


とりあえず一個だけカットしてみました。
残りは切削用オイルが届いてからにしよう。マルノコの刃を金属ブラシできれいにしておきました。けっこうアルミが刃についてました。
こんな感じのマルノコです。


スライドはしないのですが120mm厚まで切れます。音はうるさいですが、前回購入したスピードコントローラでパワーを半分くらいに落としているので、すこしましかと。

あとは、モーターに合わせて穴を開けていきます。M5用の貫通穴ですが、いちおう径5.5mmであけて、多少位置調整きくようにしておきます。モーターの軸まわりには径38.1mmで一段高くなっている部分があるので、この部分もホールソーかなんかであけないといけません。これがめんどう。

製作には、このほかボール盤があれば、だいたい充分かと。特殊な道具は超低頭ボルト用のドリルビットやネジを切るタップくらいでしょうか。

製作用機材/工具:
・卓上マルノコ(アルミ切断用)
  ・クランプ(卓上マルノコ切断時の材料固定用、深さ140mm程度)
  ・切削用オイル
  ・スピードコントローラ(あると便利かと)
・ボール盤(各種穴あけ)
  ・超低頭ボルト用段付きドリルビット(大径9.5mm/小径5.5mm)
  ・ドリルビット径6.5mm(M6用貫通穴用)
  ・ドリルビット径5.5mm(M5用貫通穴用)
  ・ドリルビット径4.2mm(M5タッピング下穴用)
  ・ドリルビット2.5mm(マイクロスイッチM2貫通穴用)
  ・ドリルビット1.75mm(M2タッピング下穴用)
  ・ホールソー/自由錐などサイズ調整可能なサークルカッター
・M2とM5タップ
・六角レンチ
・ペンチ、スパナ類
・定規、スコヤなど

こんなものでしょうか。ほとんど既製品の部品を組み立てるだけなので、あまり道具は必要ないかんじです。軸加工などするなら旋盤も必要ですが、今回の場合はもうすでに加工済みなので必要ありません。


作業の続き:
モーターマウントのためにカットしたLアングルに穴あけ。まだキャップスクリューが届いてないので、普通のネジで仮止め。

四隅にあるM5用の穴(径5.5mm)はいいのですが、真ん中に大きくあいている穴(直径39mm)をあけるのが大変。そんなに大きいホールソーは持っていないので、半径調節可能なサークルカッターを使いました。こんなかんじのものです(以下)。

少しずつしか削れないので、けっこう時間かかります。無理に押し付けると刃がくい込んで止まってしまいます。音もうるさいし、削りカスもすごい飛び散る。それと摩擦でかなり熱くなるので、革手袋したほうがいいと思います。これも切削用オイルがあったほうがいい。

レーザーモジュール購入:
そういえば、$150の5WレーザーモジュールはAliExpressで買ってしまいました(17,302円/航空便送料込)。元々予算が1〜2万円くらいだったので、また消えてなくなる前に買っておこうかと。他のショップだと$200~300くらいするので安いほうだと思います。これで、ほぼ予定とおりの部品類が揃った感じです。レーザーも入れて合計で78,509円。ルーター(トリマ)や12V安定化電源はこれに含まれていませんが、もし同等のものを新品で購入すれば、合計で10万円いかないくらいでしょう。

最初はSmart Laser Mini(1.6Wレーザー、A4サイズ)を約6万円で購入しようと思っていましたが、今回作業エリアA1サイズ以上、ルーター機能追加(構造剛性強化)、レーザー出力を5Wにアップ(Smart Laser Mini買って5Wレーザーを追加すれば77,000円くらい)、ということでこの値段なら充分だと思います。実は、ちょっと前にヤフオクで使わなくなった腕時計を10万円ほどで売ることができたので、それを予算上限にしていました。その腕時計とCNCマシンと交換したようなものです。

CNCマシンが必要な理由:
レーザーを使いたいのは、元々洋服をつくるためであり、レーザーで切ってもこげにくいフェルトや化学繊維の布地を使って、手では切りにくい複雑精緻な模様や洋服のパターンそのものをつくろうとしています。ここ最近は、CNCマシンのことばかりで、洋服のほうは制作が一時ストップしている感じです。ただ、すこしずつCNCマシンの特性が見えてくると、洋服のデザインにおいても、こんなことができるかもしれないという感じでアイデアも同時に湧いてきます。

ルーターのほうは、家具のようなものをつくろうとしており、こっちも少しやってはいるのですが、CNCマシンのために一旦ストップしています。いままではマルノコやジグソーで切断していたのですが(ジグソーでカットした作業途中の材料がまだ放置してある)、これもまた複雑なかたちの場合、けっこう手間がかかる。バンドソーを購入しようかとも思っていたのですが、この際CNCマシンにしてしまおうということになりました。

3Dプリンターのほうは、まだ保留というかんじです。知り合いにも3Dプリンターでアクセサリーとか小物をつくっている人がいて、けっこうきれいな作品として仕上がっています。おそらく洋服の装飾部分やアクセサリーのようなものをつくりたいとは思いますが、まだアイデアがまとまっていないので、そのうちアイデアのかたちが見えてくれば3Dプリンターにも手を出したいと思っています。3Dプリンター自体をつくることも楽しいので。

次の工程:X軸の制作

人気の投稿