grbl1.1+Arduino CNCシールドV3.5+bCNCを使用中。
BluetoothモジュールおよびbCNCのPendant機能でスマホからもワイヤレス操作可能。
その他、電子工作・プログラミング、機械学習などもやっています。
MacとUbuntuを使用。

CNCマシン全般について:
国内レーザー加工機と中国製レーザー加工機の比較
中国製レーザーダイオードについて
CNCミリングマシンとCNCルーターマシンいろいろ
その他:
利用例や付加機能など:
CNCルーター関係:



*CNCマシンの制作記録は2016/04/10〜の投稿に書いてあります。


2018年4月9日月曜日

Tensorflow 1.7へバージョンアップ

Tensorflowは少し前に1.6へバージョンアップしていたにもかかわらず、pytorchを使っていたため1.5のままでした。しかし1.6のあとすぐに1.7へバージョンアップしており、eager executionが改良された模様。



TensorflowはさすがGoogleだけあって開発スピードがはやいのか、内容に追いついていくのが大変。
Tensorflowといえば、

tf.placeholder()
tf.Variable()
tf.Session()

でコーディングしていくイメージでしたが、より使いやすくするために

tflearn : easy to learn, high level API
slim : a lightweight library for defining, training and evaluating models
estimator : a high-level TensorFlow API that simplifies ML programming
keras : a higher API wrapper
eager : define by run
lite : mobile, RPi

などが次々と導入されたため、どれがいいのかわかりにくくなってきたという感じ。
kerasが使えるようになってからは、シンプルなコーディングが可能になったけれども、pytorchのようなdefine by runタイプが便利になってきたこともあって、Tensorflowもeagerを導入してdefine by runも普通に使えるようになった感じ。

なんでもありとなってきたTensorflowという感じで、やはり機械学習フレームワークとしてはTensorflowがなんだかんだいって便利なのかもしれません。
ということで、使い勝手が改良されたTensorflowも再度使おうと、1.5から一気に1.7へバージョンアップしてみました。

GPUを使用しているので、

pip install --ignore-installed --upgrade https://storage.googleapis.com/tensorflow/linux/gpu/tensorflow_gpu-1.7.0-cp35-cp35m-linux_x86_64.whl

のpipコマンドでAnaconda仮想環境内にインストールしてあったtensorflow-gpu-1.5.0をアップグレード。
eager executionが便利そうなので、少し慣れておこうかと。

最近は、ベイズ推定などの確率的プログラミングに興味があって、

GPy
Pyro
Edward

などを勉強していまずがTensorflowにも、

Tensorflow Probability

というライブラリができたようで、Tensorflowだけであらゆることが可能となってきた感じ。



2018年2月26日月曜日

Anaconda NavigatorのVSCODE

Anaconda NavigatorにVSCODEが追加されたようなのでアップデートしてみました。
環境は、Ubuntu16.10です。


アップデートしてみると、たしかにVSCODE(右下)に追加されています。
選択した仮想環境内にあるVSCODEの「install」をクリックすれば、すぐにインストールされるようです。もうすでにPythonの環境に適応した状態になっているようなので、余計な設定などしなくてもいいようです。
もともとAnaconda Navigatorにはspyderというエディタも入っているのですが、おそらくVSCODEのほうが使いやすいかと。

しかし、普段はAtomエディタを使っているので(以前いろいろ設定したので)、VSCODEはたぶん使用しないとは思いますが、徐々に便利になっていることは確かです。やはりPythonを使うならばAnacondaを導入するのがおすすめです。

追記(2021年):
その後、VSCODEの機能拡張も進化したのでかなり便利になり、VSCODE内でJupyter Notebookも使えるようになりました。唯一問題なのは、Jupyter Notebookでmatplotlibを使った際にインタラクティブ表示(バックエンドを%matplotlib notebookにすることができない)が非対応ということでしょうか。そのため、Jupyter Notebookを使う際には、いまだにブラウザを使用しています。ちなみにJupyterLabでもインタラクティブ表示ができない。

2018年2月19日月曜日

小型直動サーボ:GS1502とミニアクチュエータ


AliExpress.com Product - 2pcs/lot 1.5 g 1.5g servo micro digital servo loading two linear servo1107円(2個/送料無料)
ラジコン飛行機用のサーボらしいけれども直動というのがめずらしい。ストロークは以下の写真をみると10mm程度でしょうか。


以前、CD-ROMヘッド用のミニアクチュエータをAliExpressで見つけましたが(以下)、こちらはステッピングモーターを使っているので脱調しなければ精度・分解能はありそう。
AliExpress.com Product - circle 2 Phase 4 wire Mini screw rod stepper motor for camera Linear motor sliding table lead screw stepper motor
それぞれ、285円/296円/307円(送料無料)、比較的安い。
ストロークは、19mm/29mm/40mmのようです。

ミニCNCやミニロボットアームなど作れそうです。
いちおう気になったのでメモ。

2018年1月31日水曜日

Bayesian Deep Learningの図解

事前確率や事後確率、そして確率分布を用いるBayesian Deep Learningは文章で説明されると理解しにくく、以前Variational Autoencoderを学んだとき(確率分布が登場してくる)もイメージとして把握するのが困難でした。一行ずつコーディングしていくことで、なんとかその仕組み/手順はわかったものの、GANなどのように構造が複雑になっていくとイメージが追いつかず、また分かりにくくなっていました。
そこで、以下の動画を見たら非常に分かりやすかったので、参考としてメモ。


ここでは確率分布を使わない通常の方法と確率分布を使う方法とを図で比較しながら説明してくれます。動画途中にでてくるスライド(イメージ)がわかりやすかったです。

線型回帰の場合、

X*w+b=Y

X:データ
w:ウェイト
b:バイアス
Y:予測値
 通常(非ベイズ)は、上図のそれぞれのマスに固有の数値が入りますが、

ベイズ推定を用いると(上図)、Xはデータなのでそれぞれ固有の数値ですが、w、bには正規分布などの確率分布が入り、その結果出力されるYも確率分布となります。
単に、固有の値であったwとbを正規分布に置き換えればいいというわけです。


Logistic Regressionの場合であっても、

ベイジアンでは以下のようになるだけ。
たしかに分かりやすい図解となっています。
さらに、多層のDeep Learningであったとしても、


という仕組みが、ベイジアンでは以下のようになるだけ。



Deep Learningを勉強していくと、ただですら複雑なマトリクス計算や数多くの層を計算しなければいけないので、コーディングする手順や仕組みを理解するにも一苦労です。さらには、確率分布をつかった式も途中に出てくるので、なおさら仕組みが難解になりがちですが、このようなイメージをつかむことができると理解しやすくなります。

以下の本も読んでベイズ推定を勉強していますが、文章や式だけでの表現だと頭の中にイメージするのが徐々に困難になってきて、理解するにはどうしても時間がかかっていました。やはり、イメージしやすい図解があると頭の中にも入ってきやすいという感じです。


また、Udemyには「ベイズ推定とグラフィカルモデル」という無料のコースもあります。動画内に登場する図解がわかりやすいかもしれません。覚えなければいけない式などかなりありますが、初心者にとっては難しい専門書で勉強するよりはいいかもしれません。
Youtubeでも動画は公開されており、日本語なので試しに見てみてもいいかもしれません。

2018年1月28日日曜日

ひさびさにモナコインをソロマイニングしてみました

しばらく仮想通貨マイニングはしていませんでしたが、モナコインのチャートを見ると、去年末には一時期2000円を超えていたにもかかわらず、その後仮想通貨全体の暴落もあり、一気に半値以下まで下がっていました。もしかすると、Difficultyが下がっているのかもしれないと思って、試しにソロマイニングをやってみました(GTX1060のゲーミングノートパソコン使用)。

確か去年末はDifficultyが55000程度だったのですが、今は少し下がっています。元々多少上下するのですが、低くなっているようではあるので、パソコンを使っていない外出中や夜中などにソロでマイニングしてみようかと。

やはりソロマイニングはなかなかヒットしませんが、
一晩おいて次の日の午前中にひとつ採掘成功(ソロでは初めて)。一気に25モナコインをゲットできました。採掘されるとすぐに以下のウォレットに入金されました。
1モナコイン=700円だとすると、一回の採掘で17500円稼いだことになります。かなりすごい。もしレートが去年末の2000円であれば50000円でしたが、今となってはしかたありません。また価格が上昇するのを待ってしばらくキープしておこうと思います。
調子にのってその後数日採掘を継続してみましたが、やはりGTX1060程度ではなかなかヒットしません。これは偶然なのかもしれませんが、宝くじよりは確率高いような気もします。

中国や韓国の仮想通貨規制問題などで価格はどんどん下がっており、しかも先日のコインチェックのハッキング事件でもさらに下げてしまい、仮想通貨全体的に価格はやや低迷しています。どうやら、毎年1月そのものが価格を下げる時期らしく(年末に利確する人が多い)、また2月から年末に向けて少しずつ上昇していくことに期待するしかありません。仮想通貨における懸念や急暴落が問題視されていますが、仮想通貨に乗り出している企業や銀行もどんどん増えており、まだまだ市場は拡大していると思うので価格も上昇していくと思います。

ちなみに仮想通貨マイニングとAI用コンピュータの需要のせいかGPU自体も値上がっているようです。

2017年12月6日水曜日

Pytorch CUDA 9.0

ようやく正式にCUDA9.0のPytorch0.3.0がリリースされたようです。前回、慌ててソース版をコンパイルする必要もなかったようです。早速入れ替えてみようと思います。環境:Ubuntu16.10、GTX1060、CUDA9.0、cuDNN7.0。

無難にPython3.5で。pyenv仮想環境内にさらにAnaconda仮想環境をつくり、py359というAnaconda仮想環境内にインストールしています。ちなみに現在はpy27(python2.7、cuda8.0)とpy35(python3.5、cuda8.0)という仮想環境も別にインストールしてあります。

インストール後、Pythonを起動し、
import torch
torch.version.cuda
で、CUDAのバージョン確認、'9.0.176'になっています。
torch.backends.cudnn.version()
で、cuDNNバージョン確認、7004になっています。

いつものPytorch/examples/dcgan/cifar10を動かしてみると(1イテレーション=784回)、
1:15.80=75.8秒くらい。このサンプルでCUDA8.0と比較すると2秒くらい速くなったかもしれません。

2017年12月2日土曜日

仮想通貨モナーコインのGPUマイニングを試す

GPU(GTX1060)ゲーミングノートパソコンがあるので、仮想通貨のマイニングを試してみました。一般的にマイニングはあまり儲からないと聞きますが、どの程度なのか実際確かめてみることにしました。ビットコインは、もうすでに100万円を越しており、マイニングするにも電気代がものすごくかかるようで、

仮想通貨のマイニングに使用された電力、すでに世界159カ国の年間使用量を上回る

このようにニュースでも騒がれています。とは言ってもその他の仮想通貨もどんどん出てきており、今後破綻する仮想通貨もでてくるのだと思いますが、エネルギーや経済のシステムがどんどん変わりそうです。

GPUマシンをフル回転させるため、機材と電気代を合わせるとなかなか採算とれないようで、そのかわり一切を業者に頼むクラウドマイニングというシステムもあるようです。クラウド上のGPUマシンを使ってマイニングするという感じでしょうか。

国内でもモナーコイン(2013年12月〜)という仮想通貨があるようで、まだまだ人気はないようですが、
coingecko.comより

突然ここ数ヶ月で数十円から一気に700円くらいまで値上っています。
ということで、この急上昇中のモナーコインで発掘(マイニング)をしてみました。方法についてはネットで検索するといろいろ出てきますが、一応簡単にやってみた手順を書いておきます。
Linux(Ubuntu)で試そうと思いましたが、LinuxやMacだとソースをコンパイルする必要があり、エラーで上手くコンパイルされないためにWindows版に切り替えました。Windows版はすでにバイナリのアプリがダウンロードできるので簡単です。

準備:
(1)モナーコインのウォレット/財布(モナーコインサイトからダウンロード
(2)マイニングプールへ登録(グループで採掘:とりあえずvip poolというグループ)
(3)発掘ソフトをダウンロード(ここを参考に

それぞれの手続や入力項目はありますが、この3つですぐに始められました。
基本的には、発掘ソフトでモナーコインを発掘し、得たモナーコインを財布にためていくだけです。
マイニングプールは、グループに所属して作業量などに応じて発掘されたモナーを分配する仕組みのようです。ソロで発掘すれば、独り占めできるようですが、そのためにはかなりパイスペックな機材が必要らしいので、一般的なパソコンを使って発掘するにはグループに所属したほうがいいらしいです。
AliExpress.com Product - YUNHUI Newest Bitcoin Miner Ebit E9 Plus 9T 14nm Asic Miner BTC Miner better than Antminer S7 and high Cost-effectiv than S9 .262,276円(送料無料)AliExpressでもハイスペックなマイニングマシンが売っています。GPUよりすごいASICというマイニングマシンです。以前から中国が世界中のマイニングを行っていましたが、マイニングが規制されたため中古品などが多く出回っているそうです。

(1)のモナーコインのウォレット/財布は、発掘したモナーをためておく銀行口座のようなもので送金/入金をこのソフトで行うようです。しかし、(2)のマイニングプールに所属していれば、一時的にそのグループ内のアカウントに発掘したモナーを貯めておくこともできるので、ある程度貯まったら(1)のウォレットへ送金するということになるようです。
ダウンロード自体はすぐですが、一旦立ち上げるとネットワークと同期する必要があるようで、けっこう時間がかかるためしばらく放置しておきます。数時間はかかるので、その間に次のステップ:受取口座(アドレス)をつくっておきます。
C:¥Program Files¥Monacoin¥monacoin-qt.exe
がこのウォレットソフトになります。
それとは別の場所の
C:¥ユーザー¥user¥AppData¥Roaming¥Monacoin(フォルダ)
このフォルダにはその他必要な設定ファイルやバックアップファイルなどが入っています。
読み込み中の内容を見ると、過去数年前まで遡ってモナーコインのすべての取引データを読み込んでいるようです。ということは10年経てば10年分のデータを各自のパソコンが読み込まなければいけないということになりそうです。仮想コインは中央集権型ではなく、分散型で各自利用者が銀行のような業務を担うのだと思うのですが、それにしてもどんどんデータ(取引台帳)がかさんでいくのでパソコンのハードディスクもそこそこ残しておかないとだめかもしれません。ウォレットソフト自体は数十MBですが、設定ファイルなどが入っているほうのMonacoinフォルダは2GBくらいあります。
ウォレット内の「入金(R)」をクリックして「ラベル」に適当な名前をつけて、支払いを「リクエストする(R)」を押すと、受取用アドレスができ、QRコードとともにMで始まる長い文字列アドレス(振り込んでもらう口座番号)ができあがります。毎回のトランザクションごとに新しいアドレスをつくったほうがいいと書いてあるので、その都度アドレス(振込先)が変わるようです。
ここで、一つ受取アドレスをつくっておいて、それを以下のマイニングプールからの受取に使います。

(2)のマイニングプールはグループで採掘する採掘所のようなもので、所属していればその働きに応じて利益を分配してくれるようです。
登録するには、以下のような項目を入力して認証メール受け取り後ログインできるようになります。
どうやらこのサイトのサーバを介して発掘しているようで、このサイトで各種設定や状況などを確認できるようです。このvip poolにおけるユーザー名/パスワードを決め、Monacoinアドレスには(1)のウォレットでつくった受取アドレスを記入(この部分は後で変えられるはず)、PIN番号はvip pool内で設定変更などしたときの認証番号です(適当な4桁)。
ログインしたら、アカウント>ワーカーへ行き、「新しいワーカーの追加」をします。
とりあえず適当な名前とパスワードを記入し、「ワーカーの追加」ボタンを押します。「指定Difficulty」という設定があるので、パソコンのスペックに合わせてその値を決めます。GTX1060だと8か16くらい。普通のCPUだともっと低くて0.125などとなるようです。Hashrateはパソコンのスペックに応じた発掘能力のようで、自動で切り替わったり、あとで変更も可能なので、注意書きにある参考値を元にとりあえず記入しておきます。
この設定したワーカーで発掘することになりますが、通常は一つつくればいいのだと思います。
あとは以下の発掘ソフトを起動するだけです。

(3)の採掘ソフトは、CPU用ならcpuminer、GPU/Radeonならsgminer、GPU/Nvidiaならccminerと分かれています。採掘ソフトの設定次第ではソロでも採掘できるようです。ソロの場合は(3)で採掘したモナーコインを直接(1)のウォレットへ送金するというかたちになるようです。
この採掘用ソフトが、LinuxとMacの場合はgithubにあるソースをコンパイルする必要があり、コンパイル中にエラーばかりでてしまいました。Windowsの場合は、ダウンロードすればコンパイル済みのアプリが入っているので、設定項目を追記すればすぐに使うことができます。
ちなみにvip poolというグループに所属し、以下の採掘ソフトを使ってみました。

ccminer-djm34-mod-r1(採掘ソフト)の場合:
ダウンロード/解凍すると、
djm34-mod-r1 フォルダ
└ ccminer-djm34-mod-r1 フォルダ
    ├ ccminer アプリケーション
    ├ LYRA2REv2-START バッチファイル
    └ vcrumtime140.dll

というファイルがあり、
LYRA2REv2-STARTをエディタで開き、既に書いてある内容を一旦消して以下だけを記入。

ccminer.exe -a lyra2v2 -o stratum+tcp://vippool.net:8888 -u loginname.workername -p workerpassword

loginnameにはvip poolへ登録したログイン名、ドットを挟んでworkernameはvip pool内で設定したworker名、workerpasswordはworker用のパスワード。
このLYRA2REv2-STARTは、.batファイルなので、そのままダブルクリックするとコマンドプロンプトが立ち上がってすぐに採掘を開始します。

こんな感じで、コマンドプロンプトに採掘状況が出てきます。「yes!」なら採掘成功、「booooo」なら失敗。たまに失敗しつつ、比較的多く10秒おきくらいに「yes!」が出てきます。しかし、「yes!」が出たからと言って、すぐに報酬につながるわけでもなさそうです。
報酬につながるためにはブロックを発見しなければいけないようで、グループで作業しても1時間に1〜3回程度です。このへんの仕組みがまだ良くわからないのですが、「yes!」が出れば一応仕事をしているという感じです。

結果(マイニングプールで24時間稼働):
24時間放置して動かしてみた結果です。
ベストな設定なのかわかりませんが、結果的に24時間で0.17863435モナ獲得できました。現在1モナは700円前後なので、約125円/日ということです。

ここで電気代についても見てみると(こちらの電気代計算サイトより)、
nvidia-smi.exeでGTX1060の稼働状況を見てみると70W/h前後でした。ということで、上画像にあるように約40円/日かかっています。
つまり現在のモナーコインレートで換算すれば、125-45=85円/日プラスという結果が得られました。当然モナーコインの価値が下がれば、その分利益も低くなってしまいます。

ソロマイニングを試す:
採掘ソフトであるccminerにはソロ採掘設定もあるので、比較のため試してみることに。ソロマイニングは確率は低いですが一回の報酬を独り占め(25mona:レート700円なら17,500円)できるようです。
まずC:>ユーザー>user>AppData>Roaming>Monacoin内にmonacoin.confというファイルをつくります。このとき拡張子ありでファイル名を見るとmonacoin.conf.txtになっていることもあるので、.txtはつけないで保存します。
その中にエディタなどで以下を記入:
rpcuser=user
rpcpassword=password
rpcallowip=192.168.0.0/255.255.0.0
rpcallowip=127.0.0.1
rpcport=4444

次に今までマイニングプールで使っていたLYRA2REv2-START.batファイルの複製をつくり、LYRA2REv2-SOLO.batなどと名前変更してソロ用の設定に書き換えます。

ccminer.exe -a lyra2v2 -o 127.0.0.1:4444 -u name -p password --no-longpoll --no-getwork --coinbase-addr=walletaddress

-u name -p passwordは、monacoin.confの中のrpcuser=user、rpcpassword=passwordと同じものです。walletaddressには、モナーコインウォレットでつくったmから始まる入金アドレス。ipアドレスの部分は基本的にこのままで大丈夫です。

ソロマイニング起動:
まず、monacoin-qt.exe(ウォレット)を起動します。これがサーバとなるようです。そして今つくったLYRA2REv2-SOLO.batをダブルクリックすればソロマイニングが始まります。

追記:
その後ソロマイニングでやっと一回(25モナコイン)をゲットできました

やはり、ソロマイニングだとまったくヒットしません。何日間かやって、やっと一回当たるくらいの確率らしく、ほとんど運次第のようです。グループでマイニングしたほうが少なからず分配報酬があるので、まだましなのかもしれませんが、ゲーム感覚でするなら一攫千金的なソロマイニングのほうが面白そうです。
獲得したモナーコインは、ZaifbitFlyerなどの取引所で円に交換できるようです。そのためにはZaifやbitFlyerのアカウントが必要となります。



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NiceHash Miner:
そのほか、NiceHash Minerというプールマイニングも試してみました。セッティングも簡単で、すぐに始めることができました。
採掘先や効率などは自動設定らしく、結果はビットコインによる送金らしいです。ビットコインの受取アドレスが必要となるので(NiceHashに一時的に貯めておくことも可能)、Zaifなどの取引所のアカウントを持つか、ElectrumCopayなどのウォレットをつくっておくといいと思います。
設定をJPYにして採掘開始してみると、そのパソコンのスペックに応じて、一日の予想採掘量が表示されます。GTX1060の場合は、183.52円/日(採掘中に多少変動する)くらいです。先程のvip poolより少しだけ率が高いですが、だいたい似たような感じです。
コマンドプロンプトが出てきますが、基本的には画面のスタートボタンを押すだけで勝手に採掘開始します。
コマンドプロンプト画面を見ていると、たまに採掘先(かならずしもビットコインばかりではない)や採掘スピードが自動で切り替わっているようです。ビットコイン以外も含め、状況に応じて効率よく掘っているらしいです。パソコンが一時的にアイドル状態になると自動的に採掘開始してくれるオプション機能もついています。要はパソコン不使用時に自動的にマイニングを開始してくれる機能というわけです。GPU付きのパソコンでもせいぜい数千円/月しか稼ぐことはできませんが、電気代以上は稼いでくれるのでそんなに悪くはないかもしれません。

計算で収益を求める:
どうやらそのパソコンの計算能力/採掘能力のことをハッシュレート/hashrateと呼び、NVIDIAのGPUであれば、
GTX1050 10.01MH/s
GTX1050Ti 11.49MH/s
GTX1060 23.39MH/s
GTX1070 35.88MH/s
GTX1080 47.68MH/s
GTX1080Ti 58.05MH/s
という感じで、数値が大きいほど能力が高い。
それに対し、各仮想通貨におけるDifficultyという暗号解読の難解さの指標もあるようで、現在のビットコインなんかはものすごくDifficultyが高いようです。
24時間あたりの報酬は、
hashrate(kh/s)/Difficulty=報酬(1日)
で概算できるようです(こちらを参考に)。
GTX1060を使用、現在のモナコインのDifficultyはこのサイトを参考にすると約59000、
23390/59000=約0.40
となり、1モナ=800円ならば、
0.40モナ=320円/日
となるようです。もし、ソロマイニングするなら一回堀り当たれば25モナの報酬がもらえるので、
25/0.4=62.5日間
となり、毎日掘り続けても約2ヶ月に1回掘り当てるくらいの確率になるらしい。1モナ=800円なら、一回掘り当てて20000円になるので、確率的には10000円/月という感じでしょうか。

ブロックチェーンアルゴリズムには興味ありましたが(仮想通貨そのものにはそれほど興味なく)、仮想通貨の世界もいろいろ進化しているようです。仮想通貨以外にもトークン(仮想通貨の株式みたいなものらしい)と呼ばれるものも数多く存在し、どんどん従来の経済の仕組みが変わっていきそうです。仮想通貨に興味なくても、一応知っておいたほうが今後のためにもなると思います。

追記:(2017/12/07)
Nicehashのソフトはインストールしたもののあまり使っていませんでした。数日後ためしにつなげてみようとしてもつながらないのでネットで調べてみると、以下のようなニュースが。

「ビットコイン盗まれた」76億円相当か マイニングプール「NiceHash」ハッキング被害

このようなトラブルが起きたようで当然サイトがストップしていました。内部関係者の仕業とも噂されていますが、真相はまだわからないようです。いずれにせよ、Nicehashに預けておいたビットコインはもう戻ってこないでしょう。個人的には16円くらいの損害ですが、Nicehashの場合はたしか最低0.01ビットコイン以上(今のレートであれば17000円)でなければ途中出金不可だったはず(そこまで貯めるにも数ヶ月はかかる)。そのため引き出したくても引き出せない仕組みになっています。基本的には、ほぼ保証ということがない世界でもあるため、稼いだらすぐに自分のウォレットに移動というのが理想的な管理方法ですが、今回の場合はそうもできない人も多くいたということです。Mt.Gox事件のときもそうですが、一見きちんとした取引所であっても突然消滅することはあるので、こまめに手元に送金して保管しておいたほうがよさそうです。

追記:
その後NiceHashにアクセスしてみたところ復活してはいますが、アプリを立ち上げてみたら案の定以前マイニングした約16円分はゼロになっていました。

それとは裏腹に、数日も経たないうちにモナーコインが2000円突破してしまいました。あっという間です。同様にビットコインのほうもどんどん値上がっています。ビットコインは現在180万円ちかくまで高騰していますが、年内中に200万円突破しそうな勢いです。いろいろな仮想通貨やトークンが出ていますが、中途半端な通貨は人気がでなくて、王道のビットコインに一極集中していきそうです。まだまだ値上がるのではないでしょうか?

最近もビットコインは着実に上昇していて、年内には200万円突破するかもしれないと言われていましたが、あっというまに突破してしまいました。少し調べてみると、この1ビットコイン=200万円という数字は、現在流通している貨幣なかでも5番目に規模の大きい通貨となっているようです(参照:bittimes)。
アメリカドル:1兆4200ドル(150兆円)
ユーロ:1兆2100億ドル
中国元:1兆ドル
日本円:8560億ドル
ビットコイン:3000億ドル
インドルピー:2500億ドル
ロシアルーブル:1170億ドル
イギリスポンド:1030億ドル
というランキングになっているようです。5位だったインドルピーを抜き、4位の日本円を抜くにはまだ半分以下ですが、もしかしたら数年以内に抜いてしまうのかもしれません。

ビットコインの時価総額をCryptocurrency Market Capitalizationsで調べてみると、
確かに仮想通貨の中でもダントツで総額3000億ドルとなっています。ビットコインの場合最大発行数上限が2100万枚と決まっているようで現在1673万枚。もはや後半ですが、上限に到達したら逆に希少価値となってしまい、さらに値上がるとも考えられているようです。
また仮想通貨全体では、
4457億ドルであり、ビットコインだけで67.0%を占めているようです。ブロックチェーンという機能的なメリットというよりも(他の仮想通貨で機能的に優れているものも多いはずなのに)、単にネームバリューだけで人気を稼いでいるかのようです。取引されている上場仮想通貨は1334種類もあるようですが、ビットコインがあくまで先頭を走っています。

ちなみにモナコインは少し落ち着いたようで2000円前後を上下しています。
それでもここ数週間で一気に値上がったこともあり、現在19位というのがすごい。年内3000円行くかもしれないと言われていますが、それよりもビットコインの上昇に歯止めが効かなくなっている状態なので、多くの人はビットコインの動向に注目しており、他の仮想通貨はやや注目されにくい状況なのかもしれません。



また他のマーケットとの比較では(上図はやや古い数値になっていますが)、現在ではビットコインだけで$300B(3000億ドル)であることから、アマゾン時価総額に追いつこうとしています(仮想通貨全体ではほぼアマゾンと並んでいる状態)。その上にはApple、そして米ドル、金などとまだまだ先はあるのですが、少しずつビットコイン市場へそれらの貨幣が移動してくれば、まだまだ成長する余地がありそうです。
今から約5倍値上がって、1ビットコイン=1000万円ともなるとアメリカドルと並んでしまうので、そこを目指しているのか、それともそれ以上になろうとしているのか、もしそうなってしまえば、かなり経済の仕組みは変わりそうです。

その後、数日でビットコインは180万円くらいまで下落しています。つい先日までは時価総額3000億ドルありましたが、現在は2624億ドルまで減っています。

というのも、ビットコインは上位1000人ほどが40%を独占しているようで、その人達によって価格操作も可能のようです。


この人達の思惑はどのような方向を向いているのかわかりませんが、ドルを越える世界一の通貨にしようとしているのか、あるいは途中で何かに乗り換えるのか、いずれにせよしばらくは上下に揺さぶりながら、少しずつ時価総額を増やしつつ上り詰めるのではないでしょうか。

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