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2016年12月12日月曜日

GRBL1.1(最新版)本格的にアップデート

どうやらgrbl1.1がようやく本格的にアップデートされたようです(1.1のリンクはこちら)。
10月くらいにアルファ版のような感じででていましたが、まだ改良の余地が残っていたようで、ようやく一段落したみたいです。1.1のWikiページにも一通りの情報が掲載されたようです。0.9jのほうはそのうちおしまいという感じです。これまでは、grbl0.9jが安定版でしたが、この際1.1にアップデートしてしまってもいいかもしれません。

v1.1で特に改良されたのは:
・Real-time Overrides
 マシン動作中でもフィードやスピンドルの速度を変えたりできるようです。
・Jogging Mode
 ジョグ機能がGコードとは独立した仕組みになっているようで、ジョイスティックやロータリーダイヤルなどを使って操作もできるようです。今まではGコード送信で擬似的なジョグ操作をしていたようです。$J=というコマンドが使えるようです。
・Laser Mode(実験結果についてはこちらへ
 レーザーに合わせた動きに対応、可変出力も可能。
・Dynamic Laser Power Scaling with Speed
 ヘッドの速度と同調してレーザー出力を調節してくれるため、従来は角(加工パス上の)が焦げやすくなっていたけれども、それが改良されている。
・Sleep Mode
 $SLPをコマンド入力すると、ステッピングモーターも含めスリープ状態にすることができる。
という感じです。
Laser Power Scalingにいくつか問題があったようで、それが解決されたのをきっかけに今回本格的にリリースされたのかもしれません。確かにレーザーを使う人にとっては、焦げがなくなってかなり便利な機能です。

Arduinoボードへアップロードする方法は、従来通りArduino IDEでできるようです。Arduinoボード上のピン配列は、grbl0.9jと同じようなのでそのまま1.1をアップロードすれば使えそうです(もちろん各種設定はし直さないといけませんが)。
grbl0.9jでも充分なのですが、せっかくなのでv1.1を今度試してみようと思います。
ただ、以前Forumで見たときは、bCNCのオーバーライド機能とはまだ連携していないらしく、いろいろあるG Code Senderが、grbl1.1に対応するのを少し待つ必要があるかもしれません。

追記:grbl1.1のインストール(Mac)については次の投稿へ

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