grbl1.1+Arduino CNCシールドV3.5+bCNCを使用中。
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2017年3月4日土曜日

Universal-G-Code-Sender(Nightly builds)について

普段はbCNCを使っていますが、久しぶりにUniversal-G-Code-Sender(UGS)を使ってみました。UGSはJavaベースなので、MacでもWinでも使えるし、bCNCのようにPythonをインストールしたりする必要もなく、すぐに使えるところがいいと思います。
現在の安定版は1.0.9ですが、今回はNightly buildsを試してみました。
UGSのGitに行くと、このように↑ダウンロード可能な幾つかのバージョンがあります。これの2.0 Nightly buildsというまだ開発中のバージョン。classic GUIとUGS Platformの2種類あります。

こちらはUGS Platformの方です。全く見た目も違います。特にVisualizerがかなりよくなって、このように画面分割表示も可能です。bCNCでは画面分割はできないと思います。

以前のUGSのVisualizer、別画面で座標もないし超シンプル。確かにこれに比べると断然良くなったと思います。

ちなみに画面分割など、表示させたいウィンドウを追加するには、表示領域を選びつつメニューバーから項目を選べば、さらなるウィンドウを追加して行くことができます。

 Grbl1.1のオーバーライド機能にも対応したウィンドウもあります。

そしてジョグ操作もGrbl1.1に合わせて、「$J=」コマンドで送信されるようです。
このUGS Platformは、ほとんど別のソフトというくらい改良されている感じです。Nightly buildsなので、まだ細かなバグなどあるのかもしれませんが、それほど問題なさそうです。というか、オープンソースなので、使ってみてバグがあれば改良するか報告してあげるのがいいと思います。

そして、こちらはNightly buildsのclassic GUIの方の画面。見た目的にはそれほど変わってないのですが、ジョグ操作は「$J=」に対応しています。
そして、今更気づきましたが、画面左上の方にPendantがあります。
これを押すと、なんとUGSでもPendant機能が使えるではありませんか。
スマホからアクセスしてみると、ちゃんと繋がります。これはbCNCのPendant機能同様に加工原点出しの際には便利です。試しにスマホからジョグボタンを押してみると、step sizeが10mmになっているのですが、なぜかゆっくりとFeed1の移動になってしまいます。どこかに設定できるメニューがあるのかと探してみましたが見当たりません。バグでしょうか?
しかし、それよりも現在安定版である1.0.9の方も見てみると、同様にPendant機能がついていました(今まで気づきませんでした)。

総合的に見ると、bCNCの方が、オフセット加工、タブ配置機能、カメラ機能など、実際によく使う機能が豊富についているので便利なことは確かです。ただbCNCの場合は、少しボタンの反応が遅いのが難点かもしれません。
とはいっても、Gコードの方であらかじめオフセットパスやタブをつけておいたりすればいいので、G Code Senderがそれほど多機能である必要もないかもしれません。あとはパソコンとの相性だったり好みの違いになるくらいでしょうか。

3 件のコメント:

  1. 初めまして。
    CNCを作ろうと情報収集していてこちらのサイトにたどり着きました。
    有用な情報の多さと、判りやすい記述に感謝しております。
    こちらの情報がなければ、特にarudinoを使った制御系で行き詰まっていたと思います。

    こちらはようやくハード系の組立に入った段階で、実作動はまだもう少し先になるかと
    思いますが、今後も参考にさせていただきたいと思います。

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    1. itaさん、コメントありがとうございます。
      見落とした情報もあるかもしれませんので、その他の情報やエラーなど発見したら教えてください。こちらとしても助かります。

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  2. ずいぶん以前の記事でボールねじのベアリングユニットに関する件がありました。
    図面とベアリングの位置が違っていた、という話です。

    ステッピングモーターと反対側の方は本来ボックスの中でベアリングが軸方向に動く(動ける)のが正しい姿と思います。
    モーター側はアンギュラベアリングを2個使い、軸の段差とナットで締めることで、軸方向の位置は固定されますので反対側のベアリングでは軸方向の位置規制する必要は無い訳ですから。

    以前、こちらの記事を拝見した時には「図面と違ってもベアリングは軸方向には動くから問題ないでしょ?」と思ってましたが、先日この辺の組立をしていたらなんとベアリングが動かない。
    多少の寸法誤差はそこで吸収するつもりでいたので困りました。
    結局プレスで押して(そのくらい固いはめ合いでした)ベアリングを外しボックスの内径をペーパーで少し削り、中でベアリングが軸方向に可動できるように修正しました。
    これはあちらのメーカーの設計ミス(公差指示)なのか製作側の間違いなのか判りませんが、いずれにしても正しい状況ではないですね。
    商品カタログに「Floated Side」って書いてあるのはそういう意味ですから。

    参考記事
    http://koza.misumi.jp/lca/2003/10/132_28.html

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