grbl wikiのUsing GrblページにのっているGRBLwebというG Code Senderを見てみると、ブラウザ上で作業できるようなのですが、ネットワークに接続されたRaspberry PIをホストとしてCNCマシンの遠隔操作も可能なので便利そうです。CNCマシン用の小型コンピュータを設置するような感じでしょうか。そうすればわざわざMacBookをUSB接続せずに使えるので、5000円前後で可能ならいいかもしれません。でも、それならArduinoじゃなくてRaspberry PIで直接動かした方がよさそう。
Jscut:
同時にGRBLweb用に、JscutというsvgファイルをG Codeに変換してくれるweb上のソフトもあるようです。こちらは、http://jscut.org/jscut.htmlにアクセスすればすぐに使えるので試してみました。
こんな画面(ブラウザ上)です。真ん中上のほうにある「Open SVG」で以前合板でつくったパーツのデータ(Inkscapeで描画したsvgファイル)を開いてみました。右上の水色の部分に手順がでてくるので、図形を選択しながら左右のパラメータ(エンドミルの直径、フィード、材料の厚みなど)を設定します。
bCNCにおける加工原点の移動方法:
Gコードは生成したけれども、切削作業前に、やっぱり加工原点を変更したいというときがあります(材料が思ったより小さかったり、微妙に形状に合ってなかったなど)。以下は、G Code SenderであるbCNCで加工原点を編集する方法です。
bCNCのメニューバーのFileタブを選択し、フォルダアイコンをクリックすれば、ファイル選択画面が出て、PC内に保存されているJscutなどで生成したGコードのファイルを読み込むことができます。
今回の図面は部品の下中央を加工原点として、Inkscapeで描きました。左右対称ということもあったので。この原点をbCNC上でずらそうと思います。
メニューバーのEditorタブに切り替えます。そうすると上の画面のようになります。ここで、Originボタンを押して、加工原点にしたい位置(今回の場合、部品の左上→右上の間違い)をクリックします。
そうすると瞬時に加工原点は部品の右上に移動します。以上です。
Moveボタンで図形移動:
また、他のやり方として、Originボタンの左にあるMoveボタンで部品の図形ごと移動してしまうという方法。
まずMoveボタンを押します。移動したい図形全体をマウスで囲んで選びます(クリックなら部分的なパスを選ぶことも出来ます)。あとはドラッグして移動します(今回の場合、やや左下へドラッグ)。失敗したらUndo。
先ほどは部品の右角に加工原点がありましたが、ドラッグしてここまでずれました。
あとは、視点を切り替えてみて(赤丸で囲んだタブで選択:ISO1など)、大丈夫か確認します。
真上や真横から見た視点にも変えられるので、X-Y平面上での移動ならX-Yタブ、上下方向で移動したいならX-Zなどを選んでパスを移動させます。この加工パスの場合、3回で切断するパスなのでそれぞれ同じパスが3層になっています。一つの層だけのパスを選びたい場合は、X-Y平面の視点だと選びにくいので、このようなISO1や横から見たX-Zなどの視点にするとやりやすくなります。
このほか、ある程度のパスの編集もこのEditorタブの画面内で可能です。すべては試してないので分かりませんが、いろいろいじってみるといいと思います。
Jscut:
同時にGRBLweb用に、JscutというsvgファイルをG Codeに変換してくれるweb上のソフトもあるようです。こちらは、http://jscut.org/jscut.htmlにアクセスすればすぐに使えるので試してみました。
こんな画面(ブラウザ上)です。真ん中上のほうにある「Open SVG」で以前合板でつくったパーツのデータ(Inkscapeで描画したsvgファイル)を開いてみました。右上の水色の部分に手順がでてくるので、図形を選択しながら左右のパラメータ(エンドミルの直径、フィード、材料の厚みなど)を設定します。
設定が終われば、左上の「Operations」内にどんな加工をしたいかを選ぶところがあります。Pocket、Inside、Outside、Engrave、VPocketの5種類あるので、大体の加工ができそうです。
今回の図形では、オフセットで3mm外側のラインで加工したいので、「Outside」を選択。最終的に合計深さ3mm削るなら「3 Deep」を入力。
その右となりにある「Generate」をクリックするとG Codeが生成されます。
図形画面上の「Simulate GCODE」を選択すれば、どんな感じに削るか見ることが出来ます。「Save GCODE」をクリックし、保存名や保存先を指定して.gcodeファイルとして保存できます。そしてbCNCなどで.gcodeファイルを読みこませて加工という手順。
追記:
尚、「Tabs」(タブ:部品が母材から完全に切り離れないようにつなぎ目をつける機能)に関しては、こちらの作業例にかいてあります。
今回生成されたG Codeだと問題なさそうです。これを使えば以前困っていたオフセットカットもすぐにできそうです。
Raspberry Piがあれば、GRBLwebとJscutの両方をブラウザ上でできるし、カメラも設置しておけば切削状況も確認しながら遠隔操作可能となるので、かなり便利そうです。
レーザーカットするときなどは、カメラ越しに見ればいいので安全対策にもいいかもしれません。
あと、WebベースのCNCソフトなら、cheton/cncも気になる。調べれば調べるほど、いろいろでてくる。開発が終わっていそうなものもあれば、いまでも頻繁に更新されているものとか。基本的な操作をするならどれでもよさそう。別に遠隔操作などしなくてもいいけど、オフセットカットパスを自動生成してくれたり、2.5Dだけでなく3D切削/Engravingにも対応しているようなG Code Generatorで便利そうなのが欲しい感じです。
bCNCにおける加工原点の移動方法:
Gコードは生成したけれども、切削作業前に、やっぱり加工原点を変更したいというときがあります(材料が思ったより小さかったり、微妙に形状に合ってなかったなど)。以下は、G Code SenderであるbCNCで加工原点を編集する方法です。
bCNCのメニューバーのFileタブを選択し、フォルダアイコンをクリックすれば、ファイル選択画面が出て、PC内に保存されているJscutなどで生成したGコードのファイルを読み込むことができます。
今回の図面は部品の下中央を加工原点として、Inkscapeで描きました。左右対称ということもあったので。この原点をbCNC上でずらそうと思います。
メニューバーのEditorタブに切り替えます。そうすると上の画面のようになります。ここで、Originボタンを押して、加工原点にしたい位置(今回の場合、部品の
そうすると瞬時に加工原点は部品の右上に移動します。以上です。
Moveボタンで図形移動:
また、他のやり方として、Originボタンの左にあるMoveボタンで部品の図形ごと移動してしまうという方法。
まずMoveボタンを押します。移動したい図形全体をマウスで囲んで選びます(クリックなら部分的なパスを選ぶことも出来ます)。あとはドラッグして移動します(今回の場合、やや左下へドラッグ)。失敗したらUndo。
先ほどは部品の右角に加工原点がありましたが、ドラッグしてここまでずれました。
あとは、視点を切り替えてみて(赤丸で囲んだタブで選択:ISO1など)、大丈夫か確認します。
真上や真横から見た視点にも変えられるので、X-Y平面上での移動ならX-Yタブ、上下方向で移動したいならX-Zなどを選んでパスを移動させます。この加工パスの場合、3回で切断するパスなのでそれぞれ同じパスが3層になっています。一つの層だけのパスを選びたい場合は、X-Y平面の視点だと選びにくいので、このようなISO1や横から見たX-Zなどの視点にするとやりやすくなります。
このほか、ある程度のパスの編集もこのEditorタブの画面内で可能です。すべては試してないので分かりませんが、いろいろいじってみるといいと思います。
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